トッテナム・ホットスパーのエース・ストライカーは、韓国でのプレシーズン・ツアー中に、来シーズンに向けての興奮を語っている。
ハリー・ケインは、トッテナムが今夏に大型補強を成功させており、アントニオ・コンテが指揮を執ることで「何か特別なこと」を成し遂げたいと考えているようだ。
1年前の夏、ハリー・ケインはクラブが自身に見合うだけの野心を見せないことに幻滅し、クラブを去りたいと考えていた。しかし、それから12ヶ月が経ち、アントニオ・コンテはトッテナムをトップ4に導いてチャンピオンズリーグに復帰させ、ミドルズブラのウイングバック、ジェド・スペンスをこの夏の6人目の新戦力として獲得に動いていることで、ケインは今、全く違ったスパーズを見ている。
スパーズと共に韓国への遠征の最中にあるケインは、昨年の夏を乗り越えたかどうか尋ねられると、こう答えた。
「新しいシーズンが待ち遠しいし、自分たちが何ができるのか楽しみだよ」
「重要なシーズンだ。早い段階で何人も補強しているのは素晴らしいね。僕らは長い間、トロフィーを獲得していない。ここ2~3年は自分たちが思っているようなレベルには達していなかったけど、チャンピオンズリーグの出場権を獲得することはできた。そのおかげで、クラブ全体が活気づき、今シーズンも頑張ろうという気持ちになっているよ。でも、まだ新しいシーズンが始まる前にやるべきことはあるね」
「プレシーズンの間は、とてもいい感じだね。クラブに帰ってきて5~6日だけど、本当にいい合宿になってるよ。本当によく働いているね。新戦力を獲得し、新しい顔ぶれが加わり、活気が生まれている。厳しいトレーニング・セッションもあるけど、いい感じだし、みんなシーズンへ向けてエキサイトしているよ」
「プレシーズンは、これまでで一番長いわけではないんだ。開幕戦までは数週間しかないけど、それはそれでいいことだよ。僕たちは正しい方向に進んでいる。昨シーズン終了後の勢いを今シーズンにつなげて、さらに前進していけるといいね」
スペンスは24時間以内にスパーズへの移籍を完了する見込みで、クラブはイヴァン・ペリシッチ、フレイザー・フォースター、イヴ・ビスマ、リシャルリソン、クレマン・ラングレといった夏の新戦力に新たな名前を加えることになる。ケインは、プレミアリーグやトップレベルの経験を持つ新戦力の多くが即戦力であることが、スパーズとそのファンたちを取り巻く現在の盛り上がりのカギであると指摘した。
「ファンの間で盛り上がっているのは知っているし、当然、どのシーズンでもそうだろう。プレミアリーグやヨーロッパのトップクラブで良い経験を積んできた選手たちがここにいることは、新シーズンへの準備に役立つものさ。彼らはここでチームに貢献してくれるよ」
「4つのコンペティションで最高のレベルを維持して戦うには、大きなチーム戦力が必要だ。昨シーズンはジリ貧だったけど、今は素晴らしい選手たちが加わって、見事にチームを強化していて素晴らしいね」