イヴ・ビスマの加入でプレミアリーグのライバルたちがトッテナムに恐れおののく理由 [WhoScored]

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 WhoScored/Ben McAleer

左ウイングバック、ホームグロウン枠を担うバックアップのゴールキーパーが加入したが、トッテナムはまだ移籍マーケットを終えていない。イヴァン・ペリシッチとフレイザー・フォースターはフリーでの加入であり、ファンの期待は、スパーズがこれからアントニオ・コンテに託された1億5000万ポンドのこの夏の補強資金を有効に活用することにある。

コンテは、スパーズが来月のプレシーズンの韓国ツアーに出発する前に、移籍ビジネスの大部分を完了させたいと考えている。ジェド・スペンスは、この夏にスパーズの選手になる可能性が高く、同様にイヴ・ビスマも火曜の朝の報道によってスパーズへの移籍が加熱している。

ノースロンドンのクラブは、ブライトンとの契約が残り12ヶ月を迎えていたマリ代表ミッドフィルダーに2500万ポンドの移籍金で合意したと伝えられている。実際、ブライトンにとって、2018年にリールからやってきたミッドフィルダーで利益を上げるなら、今しかないのである。4月にシーガルズがトッテナム・ホットスパー・スタジアムで勝利を収めたとき、この25歳のビスマは昨シーズンのプレミアリーグの試合で自己6位となる7.83のWhoScoredを獲得し、抜きん出たボール奪取力を発揮しているところをスパーズに見せつけている。

コンテは、1月にロドリゴ・ベンタンクールを獲得したものの、今夏はもう一人セントラル・ミッドフィルダーが欲しいと明言していたが、2人のセントラル・ミッドフィルダーを並べるスパーズにとって、このポジションの強化は重要である。そのため、スパーズはベンタンクール、ビスマ、ピエール・エミール・ホイヴィア、オリヴァー・スキップの4人をこのエリアのキーマンとし、ハリー・ウィンクス、タンギ・エンドンベレ、ジオバニ・ロチェルソは退団に向かうことになる。

しかし、スパーズにとっては、ビスマが加入することで、2つのタイプのセントラル・ミッドフィルダーが揃うことになる。ビスマはタックルとインターセプトを1試合で平均4.8回繰り出し、昨シーズンのプレミアリーグで4番目に多い記録だった。コンテが好む3-4-3システムでは、このマリ人とスキップがボールを奪う役割を競い、ベンタンクールとホイヴィアがプレーを前へと進める役割を担うだろう。昨シーズン後半、ベンタンクールとホイヴィアの2人は中盤で良好な関係を築いたが、昨夏のUEFAネーションズリーグとユーロ2020でのデンマーク代表の活躍が証明しているように、中盤のパートナーが守備的な役割を担ってくれれば、ホイヴィアは中盤で攻撃の推進力を発揮することができる。

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