「Yワード」の使用に関するクラブの方針の見直しと次のステップ [SpursOfficial]

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COVID-19の大流行から抜け出し、ファンがスタジアムに戻ってこれたと自信を持って言えるようになった今、私たちは一部のファン層における「Yワード」の使用に関するクラブの方針の見直しについて、皆様にご報告する時が来たと考えています。

サポーター調査グループは2020年夏に終了しましたが、試合へのファンの来場可否の不安定な時期が続いていたため、その調査結果の発表を延期することを決定しました。

私たちは今、文化の盗用や感受性に対する意識が高まっている時代に生きています。そのため、この言葉が論争の的となる性質をより強く意識することが、私たちのクラブとファンの価値にとって極めて重要です。

私たちは常に、これは複雑な問題であり、その使用の妥当性は定期的に評価されるべきであると認識しています。

2019年末にファンとの協議の第一段階を開始し、23,000以上の回答を得ましたが、そこでは94%が「Yワードがユダヤ人に対する人種差別用語と見なされる可能性がある」となりました。

私たちのサポーターがYワードを使用するのは、当初、40年以上前の試合で敵対するクラブのファンから受けた反ユダヤ的な罵声をかわすための前向きな対応でしたが、当時からその対応に対して制裁を受けることはなかったのです。

この言葉は、現在でも一部のサポーターの間で使われ続けています。私たちは常に、私たちのファンが故意に不快感を与えようとしてこの言葉を使ったことはないと主張してきました。

実際、一部のファンが現在もこの言葉を唱え続けている理由は、チームやお互いへの結束とサポートを示すためであり、いまだに存在する反ユダヤ的な罵声に対する防衛的な対応であり、またスパーズ・ファンであることを示す方法でもあるのです。

しかし、「フットボールの場」以外では、私たちのファンの圧倒的多数が、最新の協議の第一段階で、Yワードがユダヤ人に対する人種差別用語とみなされる可能性があり、したがってそのような文脈(防衛的な対応)としては使用しないと答えています。

パンデミックによる中断の後、私たちはバーチャル・サポーター調査グループという形で調査の第二段階を実施しました。このグループは、独立した経験豊富な司会者によって進行され、宗教と年齢の両方において、調査対象となるファンが構成されています。

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