ダニエル・レヴィ:重大なクラブ買収オファーがあれば検討する義務がある

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パリ・サンジェルマンのカタール人会長であるナーセル・アルヘライフィは、クラブの少数株主になることを巡っての交渉のため、1月にロンドンのホテルでレヴィと面会したが、合意については態度を冷やしたとされている。一方のスパーズは、この会談が行われたことを否定している。

アルヘライフィが会長を務めるカタール・スポーツ・インベストメンツは、強力なマルチクラブ・モデルの構築を目指し、最終的にはイングランドへの投資を模索するとみられている。レヴィは、売却の場合でも経営に関わる立場でスパーズに残りたいと考えていると理解されている。

過去のスパーズを買収することへの関心について問われたレヴィは、次のように語っていた。

「株主の利益になると思われるようなことは何であれ私たちのテーブルに上がっていません。私たちはクラブの単なる管理人です。私たちはこのクラブを次のレベルに引き上げたいと考えています」

「私たちは過去20年間で進歩を見せてきたと思います。チームの資本プロジェクトに多額の投資を行ってきました。そして誰かが現れて、私たちをさらなるレベルに連れて行ってくれると感じたら、検討するつもりです」

レヴィのこの声明は、英国の億万長者であるジョー・ルイスが米国でインサイダー取引の容疑で起訴されてから2ヶ月後に発表されるかたちとなった。

レヴィの長年のビジネス・パートナーであるルイスは、2001年にアラン・シュガーからトッテナムを買収したが、クラブの所有権をルイスから移す「ルイスの家族信託の再編」とクラブが称した出来事によって、昨年、スパーズとENICで「重要な支配力を持つ人物」ではなくなった。

ルイスは「厚かましいインサイダー取引計画を画策した」疑いでニューヨーク検察によって起訴され、16件の証券詐欺罪と3件の共謀罪で起訴されている。一方のルイスは無罪を主張し、弁護士は86歳のルイスを起訴したのは「重大な判断ミス」だったと述べた。

Bloombergとのインタビューの中で、レヴィはハリー・ケインをバイエルン・ミュンヘンに売却する契約に含まれる、買戻条項についても詳しく説明した。

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