ピエール・エミール・ホイヴィアのトッテナムでの将来は、アンジ・ポステコグルーがノースロンドンでの新シーズンに向けてチーム構想を練る上で今夏の大きなトピックだ。
football.london/Rob Guest
アンジ・ポステコグルーが描くトッテナムのマスタープランは、2023/24シーズンのプレミアリーグ開幕が近づくにつれ、今後数週間でより明確になっていくだろう。先週の土曜日、初めてスパーズのトレーニング・グラウンドでポステコグルーが指導したリリーホワイツは、ちょうどその5週間後にプレミアリーグ開幕戦でブレントフォードに挑む。
すでに移籍マーケットでは、3人の選手が契約書にサインし、マノル・ソロモンもそれに続く見込みだ。現時点ではハリー・ウィンクスだけが新たな挑戦のために他クラブへ移籍し、これから新シーズンを前にさらに多くの選手がこれに続くと予想されている。
トッテナムでの3シーズンで145試合に出場したにもかかわらず、ポステコグルーが将来を見定める中、ピエール・エミール・ホイヴィアの頭上には疑問符が灯っている。2020年8月にサウサンプトンからトッテナムに移籍してから3シーズンで、このデンマーク人ミッドフィルダーはトッテナムのプレミアリーグで114試合に出場。すなわち5試合を除いてすべての試合に先発しているのだ。
この27歳は、2020/21シーズンのプレミアリーグでは全試合にフルタイム出場したこともある。2022年1月以降、ロドリゴ・ベンタンクールと非常に良いパートナーシップを築き、昨シーズンはますます力をつけてアントニオ・コンテのもとで重要な場面でゴールとアシストを記録し、シーズンの前半戦の主役となった。
ホイヴィアの調子は、チームの調子とともにシーズン後半戦に低迷した。それはベンタンクールのシーズンを棒に振ることになった負傷が一因だった可能性もある。ジョゼ・モウリーニョ、ヌーノ・エスピリト・サント、コンテ、そしてライアン・メイソンのもとで、常に中盤の大将を務めてきたホイヴィアだが、彼の統率力とピッチ上でのパフォーマンスがポステコグルーのスタイルにどれほど適合できるのか、現時点では不明瞭だ。
ホイヴィアが在籍した3シーズンは中盤2枚でプレーしていたが、新監督はこれまで指揮を執ったクラブと同様に中盤3枚でプレーすることになるだろう。ポステコグルーは、深く下がってセンターバックからボールを集め、サイドバックやウイングのいるワイドの位置にボールを供給できる選手を必要としている。
