ダニエル・レヴィがトッテナムの会長としての胸中やトッテナム・ホットスパー・スタジアムの建設について、プレミアリーグの特集『ダニエル・レヴィ:築き上げるホーム(Daniel Levy: Building a Home)』の中で語っている。
Football London/Rob Guest
トッテナムのダニエル・レヴィ会長は、クラブがピッチの上での成功を収めるために、監督のためにできることは最高の選手を補強することだと認めている。2008年以降、タイトルを獲得していないスパーズだが、近年はチャンピオンズリーグの常連となり、着実に成長を遂げて、これから継続してタイトルを狙えるクラブになることを狙っている。
この数週間、トッテナムはトップ4を目指す上で重要なフラムとマンチェスター・シティとの試合に勝利し、ようやく調子を取り戻してきたものの、今シーズンは一貫性のなさに悩まされてきた。悪いパフォーマンスと重なる敗戦はレヴィにとっても大きなインパクトを与えている。プレミアリーグの制作した『ダニエル・レヴィ:築き上げるホーム(Daniel Levy: Building a Home)』で、クラブや彼のポジションについて語ったレヴィは、スパーズの不調時に「本当の感情」をコントロールするのは不可能だと明かしている。
「フットボールに関わっていて思うのは、まず誰もが勝利を望んでいるということで、しかし、誰もが勝てるわけではないということです」
「これはとても難しいことで、試合があるたびにそこで起こることをコントロールすることはできないんですよ。私たちにできることは、監督ために最高の選手を補強することだけなんです」
「心の内には本当の感情があります。私はただ、周りのチームに敬意を払っているだけなんです。もし負ければ、私の週末が台無しになるんですよ。もし私たちのチームが悪いプレーをすれば、さらに気持ちは落ち込む。勝てば最高ですよ」
現在61歳のレヴィのスパーズとのつながりは、若いころに初めてホワイトハート・レーンを訪れたことに起因する。
「私の最初の試合はアストンヴィラとの対戦でした。大叔父が連れていってもらったんですが、もうずいぶん昔の話ですね」
「それ以来、スパーズのファンで、7~8歳の頃だったと思います。ホワイトハート・レーンの雰囲気や迫力は格別でしたので、そこに行くのが大好きでした」
2019年11月にマウリシオ・ポチェッティーノが解任されて以来、監督をコロコロと変えてきたが、レヴィは「10年から15年、しっかりチームを任せられる人が理想だ」と夢を明かしている。
「監督自身が、監督はクラブに来て、また去っていくことがフットボールの一部でしかないことを知っているです」
「しかし、10年、15年と監督を続けて欲しいというのは、誰もが夢見ることですよ。それはとても、とても難しいことですけどね」