ピエロ・インカピエはスパーズの補強ターゲットとなっているが、エクアドル代表ディフェンダーの移籍は夏の可能性が高い。
Evening Standard/Dan Kilpatrick
スパーズはポルトガルのスポルティング・リスボンの希望額を全額支払うことに同意したにもかかわらず、トッテナムがペドロ・ポロを獲得する可能性は、スポルティングが契約を破棄したとみられるため、かなり疑わしくなってきた。
トッテナムは、約4000万ポンドの移籍金でクラブ間合意されていたと信じ、月曜日にメディカル検査を受けるポロをホットスパー・ウェイに迎え入れる準備をしていた。
英国時間の火曜日の午後11時の移籍マーケットの期限前にこの移籍を有効化する時間が限られているが、これまでの移籍交渉の進捗具合を考えると、スパーズはスポルティングとの協議を再開したいところだろう。
ノースロンドンのクラブに移籍することを望んでいる23歳のポロは、スポルティングのフレデリコ・ヴァランダス会長によって土曜日のポルトとのポルトガルのリーグカップ決勝の後に移籍を容認すると伝えられていただけに、この状況の一変に取り乱しているとされている。
スパーズは1月の大半、スポルティングとこのディフェンダーをめぐる交渉を続けており、その交渉の中心は支払のスケジュールだった。
スポルティングは後釜として元アーセナルのヘクトル・ベジェリンを狙っていたが、バルセロナからのローン移籍の実現も怪しくなっている。
スパーズはこれでポロを逃すと、今月の補強は、先週ビジャレアルからローンで加入し、土曜日のFAカップ4回戦プレストン戦でデビューしてゴールを決めたアルノー・ダンジュマだけになってしまう。
スパーズのアントニオ・コンテは、エメルソン・ロイヤル、マット・ドハティ、ジェド・スペンスがすでにチーム戦力にいるにもかかわらず、新しい右ウイングバックの補強を最優先事項としていた。
また、バイエル・レヴァークーゼンのピエロ・インカピエもスパーズの補強ターゲットになっているが、この移籍は夏まで待つことになりそうだ。