アントニオ・コンテに大幅な昇給をオファーも契約延長は一筋縄にはいかず [Telegraph]

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すでに世界で最も高給取りの監督の一人であるイタリア人指揮官だが、クラブからの後ろ盾が得られると確信するまでは契約合意に急ぐことはないだろう。

Telegraph/Matt Law

トッテナム・ホットスパーは、アントニオ・コンテに現在の給与からさらに年俸100万ポンドを上乗せした新契約を提示し、クラブに将来を誓わせる用意がある。

しかし、コンテはその新契約に急いで合意する必要がないため、クラブ側は不安な思いを抱きながらその時を待ち続けることになるかもしれない。コンテはスパーズと同じ野心を共有しているという事実を再確認することを望んでおり、さらにまだイタリアに住んでいる家族のことも慎重に考慮しなければならない状況である。

トッテナムは、今シーズン末に切れる予定の契約を結んでいるコンテと延長について交渉を開始している。なお、クラブは現在の契約を12ヶ月間延長するオプションを有している。

コンテは1年前に年俸約1500万ポンド(約24億円)でトッテナムの監督に就任し、昨シーズンはプレミアリーグでトップ4に導き、チャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

今シーズン、スパーズはすでにチャンピオンズリーグのノックアウト・ステージへと駒を進めており、ワールドカップで中断しているプレミアリーグでは4位につけている。

トッテナムはコンテのこれまでの素晴らしい仕事ぶりに報いるため、年俸を100万ポンドを上乗せする用意があることを示唆しており、これがコンテの残留を説得するのに十分であると期待している。

コンテはすでに世界で最も高給取りの監督の一人だが、これからその新契約にサインするかどうかは、その給料の額だけが決定要因ではないだろう。

スパーズは1月の移籍マーケットで最大2人の新戦力を獲得し、コンテのチーム戦力を強化する用意があると見られており、ディフェンダーとクリエイティブなミッドフィルダーがクラブの優先補強ポジションに挙がっていると予想されている。

コンテは、1月だけでなく夏の移籍マーケットでもクラブの支援を受けられると確信するまでは、新契約へのサインを急ぐことはないだろう。また、家族の意向も考慮しなければならない。

トッテナムが大きなトロフィーを獲得し、プレミアリーグ制覇に挑戦するという野心をクラブが共有していることを示す必要があるとコンテは断固として主張し続けている。

これまでにもユベントスへの復帰が噂されていたコンテだが、現在、古巣であるトリノのクラブは数々の財政問題に直面しており、先月には役員全員が辞任したほどの惨状である。

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