Evening Standard/Dan Kilpatrick
今シーズン、トッテナムの指揮官であるアントニオ・コンテはトップチームで若い選手を起用することに消極的だったが、クラブのトップチームやアカデミーにはチーム戦力を下支えする有望な若手が多くいる。
コンテは「十分な実力がある選手はそれなりの年齢に達している」という信条を持っているが、スパーズの若手選手たちは新年にもっと多くのチャンスを与えられることを望んでいることだろう。
今回は2023年に注目すべきスパーズの若手選手3人を紹介する。
ブライアン・ヒル
チャンピオンズリーグで躍動的なプレーを見せたことで、シーズン後半の活躍が期待されている。
21歳のスペイン人ウィンガーはまだ未熟だが、デヤン・クルゼフスキが欠場した場合はスパーズの創造性の欠如という問題の解決策になるかもしれない。
しかし、コンテの評価はまだ懐疑的であり、ヒルはプレミアリーグでプレーするだけの十分な準備ができていると監督に納得させる前に、まず体を大きくしなければならないだろう。スペインへのローン移籍が、より可能性が高そうだ。
パペ・マタル・サール
スパーズでのシーズン前半戦は一度も出場できなかったサールだが、ワールドカップ・ベスト16のイングランド戦に出場したことで彼がスパーズの選手であることを思い知らされた。
まだ20歳であり、成長のための時間はこの若いミッドフィルダーにたっぷり用意されているが、1月にイングランドのクラブにローン移籍する必要があるだろう。
イングランドでのフットボールの経験もあり、語学力もあるサールは、来シーズンからスパーズの戦力となる可能性を秘めた技術面での資質を持っている。
