トッテナムのイヴァン・ペリシッチは、クロアチアがカタール・ワールドカップで準々決勝に進出を決めた後、アーセナルのディフェンダー冨安健洋や日本のチームメイトたちに一流の振る舞いを披露した。
トッテナムのイヴァン・ペリシッチは、クロアチア代表が日本代表とのPK戦を制してワールドカップ準々決勝進出を決めた後においても一流の風格を漂わせた。この33歳のアタッカーは、1-0のビハインドとなった際には同点ゴールを決め、クロアチアの延長戦とPK戦の末の勝利に導いた。
ペリシッチは、チェルシーのマテオ・コバチッチやレアル・マドリードのルカ・モドリッチら、豪華なクロアチア代表チームの一員としてこの大会に臨んでいる。日本戦までに今大会ですでに2アシストを記録しているペリシッチが貴重な同点ゴールを決めたが、ワールドカップ2018のロシア大会で決勝に駒を進めたクロアチアが今回のベスト8進出を決めるには、キーパーのドミニク・リヴァコヴィッチのPK戦での好守に頼らざるを得ない状況となった。
ディナモ・ザグレブの守護神は、日本の1番手(南野拓実)と2番手(三笘薫)のPKを共にセーブし、その後、4番手(吉田麻也)のPKを止めて、クロアチアの勝ち上がりを決定づけた。しかし、この激闘の後にペリシッチはサムライ・ブルーへの賛辞を惜しまず、勝利の直後から祝福し合うクロアチア代表のチームメイトたちの輪を外れて、敗れた日本代表の選手たちを労っていた。
ペリシッチはワールドカップ・ロシア大会の決勝でフランスに4-2で敗れたクロアチア代表の一員であり、大舞台で負けることの悔しさを熟知しているが、勝利の後の自身の感情にもかかわらず、一流の品格を保ち続けた。
この多才なミッドフィルダーは、同点ゴールを決めたが延長戦のハーフタイムで交代し、PK戦をモドリッチとともにベンチから見守り、その後、落ち込んでいる日本の選手たちとの時間を過ごすためにピッチ上を動き回った。その中に、アーセナルの冨安健洋も含まれていた。このディフェンダーはフル出場をしたが、PK戦でキッカーの役割を務めることはなかった。