デイン・スカーレットにとってのFAカップ3回戦のトッテナム対ポーツマス

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Football London/Rob Guest

デイン・スカーレットは、トッテナムがリーグ1(イングランド3部リーグ)のポーツマスと対戦することになったFAカップ3回戦の抽選会で大きな話題となった。

トッテナムは1月初旬、ホームでのポーツマス戦でFAカップの幕を開ける。プレミアリーグとチャンピオンシップのチームが入り乱れた今週月曜日の抽選で、アントニオ・コンテのスパーズは2023年1月7日(土)にリーグ1のチームを迎え撃つことになった。

この対戦カードは、2010年4月にウェンブリーで行われたFAカップ準決勝でポーツマスが2-0で勝利して以来の対戦となる。月曜日の夕方、アンフィールドでの組合せ抽選会の後、両チームがある選手について話題にしていた。

その選手とは、現在ポーツマスにシーズン・ローン中の、トッテナムのデイン・スカーレットである。さて、この18歳のストライカーは、年明けに行われる親クラブとの対戦で、ピッチに立つことができるだろうか?

FAカップのルールでは、スカーレットがトッテナム戦に出場する資格はない。規則には「FA(イングランド・フットボール協会)は、ローン等の選手が移籍先のクラブと対戦することを許可しない」とある。

つまり、この高い評価を得ている若手ストライカーは、FAカップ3回戦の注目の一戦をスタンドから傍観しなければならないのだ。ポーツマスがFAカップ1回戦でノンリーグのヒアフォードとアウェイで戦った際も、トッテナムはこの若者に出場許可を出さず。さらに先週末、フラットン・パークでMKドンズを破った試合でも、スパーズは同じ決断をしていた。

スカーレットがFAカップの試合に出場するためにはトッテナムからの許可が必要である。仮にトッテナムがポーツマスでプレーするスカーレットに1回戦、2回戦の出場を許可していたとしても、前述の規定により3回戦のトッテナム戦には出場できない。

昨シーズン、クリスタルパレスにローン移籍していた際に同様の規定の影響を受けたチェルシーのミッドフィルダーであるコナー・ギャラガーは、このルールについて知り尽くしている。イーグルスのFAカップ4試合のうち3試合に先発出場し、準決勝でチェルシーとパレスが激闘を演じた際に、22歳のミッドフィルダーは、チェルシーが2-0で勝利して決勝進出を決めるのをピッチの外から見届けるしかなかった。

まだスカーレットはこの大会に出場していないため、もし1月の初めにトッテナムが彼をクラブに呼び戻した場合には、ポーツマス戦でトッテナムの選手としてプレーすることができる。このU-20イングランド代表ストライカーは、今シーズン、ポンペイで22試合に出場し、5ゴール、2アシストを記録している。

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