ペリシッチのセレブレーション、レヴィの初体験 – マルセイユ戦で発見した5つの出来事

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Football London/Rob Guest

トッテナムがチャンピオンズリーグ・グループDの最終節、敵地でのマルセイユ戦に2-1で勝利した試合で発見した5つ出来事を紹介する。

コンテの右サイドの選択

今回のアントニオ・コンテの先発メンバーでは、トッテナムの右サイドのオプションについて多くのことが物語られている。これまではクリスティアン・ロメロが欠場した場合、ダビンソン・サンチェスを起用するのが通例だったが、今回は先週のボーンマスでの不振を受け、サンチェスはベンチに留まったままだった。

ボーンマス戦でのサンチェスは、スパーズのディフェンス陣を助けるために駆け回ったが、キーファー・ムーアにスペースを与えてしまい、失点に繋がるなどピッチの上で不安定なパフォーマンスを露呈した。1時間が経過したところでエリック・ダイアーと交代になり、このイングランド代表ディフェンダーは、右サイドのセンターバックの役割を果たし、何度も前方への素晴らしい走りや、ボーンマスのディフェンス・ラインを苦しめるボールの供給で目を引いていた。

ダイアーをいつものディフェンスの中心ではなく右のポジションで起用し、さらにコンテは右ウイングバックの選手も入れ替えた。エメルソン・ロイヤルが週末に起用されたことで今回はマット・ドハティが先発に戻るかと思われた。さらに、これまで何度も右サイドでプレーした経験を持つイヴァン・ペリシッチでもなく、スタートはライアン・セセニョンを右で使うことを選択した。

前半残り5分のところで、マルセイユがそのスパーズの右サイドを何度も狙った後に、ペリシッチをセセニョンの2人は役割を入れ替えた。しかし、セセニョンがピッチに立つ時間は、エメルソンとの交代出場で終わりを告げた。

ダニエル・レヴィの初体験

先週末のチャンピオンズリーグ、スポルティング戦の終了間際に退場処分を受けたコンテは、全く新しい場所から試合を見なければならなかった。いつものようにテクニカル・エリアに陣取り、チームへの指示を叫ぶのではなく、53歳のコンテは、オレンジ・ヴェロドロームのメイン・スタンドに座っていた。

試合開始直後から、中継カメラはコンテを撮影していた。コンテはトッテナムのパフォーマンス・ディレクターであるグレタル・ステインソンの隣に座り、スパーズのダニエル・レヴィ会長の1列後ろにいた。この1年、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで何度も見てきたように、試合中のコンテは非常に活発に感情を表現してきた。特に前半のスパーズの苦戦を見るにつけ、間近にいたレヴィ会長にとっては新鮮な体験だっただろう。

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