Football London/Emma de Duve
移籍マーケット最終日となる今日、トッテナムはまだいくつかの決断を下さなければならないが、マーケットが閉じた後でも取引は可能である。
移籍マーケットの期限が迫っているが、トッテナムにはまだいくつかの取引を成立させる時間がある。スパーズはこの夏、これまでに7人の選手と契約し、アントニオ・コンテは守備、中盤、攻撃を強化している。
また、ファビオ・パラティチは、獲得したデスティニー・ウドギをウディネーゼにローンで戻して残りのシーズンを過ごさせるなど、将来を見据えた補強にも目を向けている。より多くの試合出場時間を必要とする選手や、コンテの今シーズンのチーム構想から外れた何人かの選手の退団を実行している。
ハリー・ウィンクスとセルヒオ・レギロンは、この夏、ローン移籍を果たした2人である。ウィンクスはサンプドリアに移りセリエAでプレーすることになり、一方、スペイン人のレギロンは母国に戻ってアトレティコ・マドリードに加入することになった。
トッテナムは早い段階でほとんどの移籍ビジネスを完了させたため、ファンが慣れ親しんでいるような賑やかな移籍マーケット最終日とはならないかもしれない。しかし、たとえ移籍マーケットの最終日に契約が成立しなかったとしても、移籍マーケットが閉じた後に契約を結ぶチャンスはまだある。
ヨーロッパの5大リーグ(スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、イングランド)は、9月1日に移籍マーケットが閉鎖される。オランダでは、オランダ・フットボール協会(KNVB)のミスで8月31日に締め切られたため、すでに移籍マーケットが閉鎖されている。
イングランドは英国時間の午後11時まで、スペインは午後10時59分までに移籍を完了させる必要がある。ドイツは午後5時までにすべての取引を完了させる必要があるが、もう少し長くマーケットを開けておく国もあるようだ。
ベルギーは9月6日に、トルコとロシアはその2日後の9月8日に、それぞれ移籍マーケットが終了になる予定だ。さらにその1週間後の9月15日にはギリシャの移籍マーケットが閉まり、UEFA加盟国の中で最後に夏の移籍マーケットが閉まるのはイスラエルで、9月28日が最終日となっている。
トッテナムこれらのリーグの選手に関して噂にあがったことはないが、その状況が変わる可能性はある。スパーズは、リーズのダニエル・ジェームズやレスターのジェームズ・マディソン、退団においてはルーカス・モウラ、パプ・マタル サールが可能性を残している。
時間のみが、これからどのような移籍が待ち構えているかを教えてくれるだろう。
イングランドよりも移籍マーケットの最終日が後にくるこれらの国のクラブへの移籍(放出)は出来ても、その国のクラブに所属する選手を9月2日以降にスパーズが獲得することはできないよ。