ベジクタシュへの移籍はデレ・アリの悲しい衰退への新たな一歩となりそうだ

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ベシクタシュのファンはデレ・アリを熱烈に歓迎するだろう

まだ26歳のイングランド人が、全盛期に近づいているべき時期にスュペル・リグを選択することは、通常ありえない。

最近トルコでプレーしたイングランド人には、アフォベの他に、アーロン・レノン、ダニエル・スタリッジ、ダニー・ドリンクウォーターがいるが、いずれも現在所属クラブを失っている。

その雰囲気と感動を味わえるものの、スュペル・リグのクオリティはヨーロッパのトップレベルのフットボールからは程遠く、例えば、デレは元スパーズのチームメイトであるジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥがジェドソン・フェルナンデスとチームメイトになるべく、昨シーズンのリーグ6位に終わったベジクタシュへ行くことになるのだ。

もし、デレがこの移籍を選んだとしたら、それはデレがもはやヨーロッパのエリート・フットボールでは通用しないこと、そしておそらく、もはやプロのフットボールそのものへの意欲もないことを認めたようなもとと言えてしまうかもしれない。

ここ数年のデレについては、スパーズで監督を務めていたマウリシオ・ポチェッティーノの言葉を思い出すといい。

「デレ・アリは、ちょっとやんちゃだからデレ・アリなんだ。そのやんちゃさが必要なのかって?ある意味ではそうだろうね。でも、それが彼のアイデンティティなんだよ。いい意味で、彼のキャラクターなんだ」

ポチェッティーノの言葉を読み返すと、デレはいつしかそのやんちゃさを失い、その結果、彼をこれほどエキサイティングな選手にした「ハングリーさ」と「爆発力」を失うのではないかと恐れているように見える。

ポチェッティーノの懸念が正しかったことが証明され、デレに楽観的な見方があるとすれば、彼はデレが復活することも予言している。

「悪魔は再び現れるんだ」

ポチェッティーノはデレの調子をめぐる疑問が高まっていた2019年11月にそう語っている。

「いつかは分からない。でも、確実にそうなるよ」

デレにとっての問題は、トルコでチャンスを得ることが、その復活の助けることになるのかどうかだ。

Dan Kilpatrick | Evening Standard
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