クレマン・ラングレがコンテとの会話、バルサのクラブ経営の混沌、トッテナムの将来について語る

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ラングレは、少なくとも一時的に、ここ数シーズンに渡って大きな財政問題を抱えていたバルセロナを去った。バルセロナはここ数日、まだ給与カットが必要なのではないかという懸念が報じられてはいるものの、同時に選手の獲得に大金を費やしている。

「外から見ていると、カタルーニャのクラブは少し混沌としているように見える」と訪ねてみるとラングレは笑って話してくれた。

「よくわからないけど、選手を買うことができるのなら、彼らはお金を持っているはずだね。私は会長もクラブも知っているし、彼らがそうするのなら、きっと間違いないよ。僕にとっては(今のところ)重要なことではないけどね」

スパーズのロッカールームで、ラングレにとって親しみのある存在として、クラブのキャプテンであり、良き友人である同胞のウーゴ・ロリスがいる。ワールドカップを制したフランス代表のキャプテンは、韓国での取材中、トッテナム・ファンがこの新加入選手に期待できることをfootball.londonに語っていた。

「クレマンについては、本当にうれしいよ。もちろん、僕は彼がこのチームとここ(韓国)にいてくれたらと望んでいたけれど、そうはいかなかった。彼はハードワークをして、このチームにすぐに馴染めるように準備をしてくれているよ」

「彼はこのチームに特にその経験で貢献してくれる選手なんだよ。バルセロナのようなクラブでプレーした経験や代表での経験があり、たとえここ数回、招集されていなかったとは言っても、代表に戻るという野心を持っているんだ」

「選手として、彼は現代的なディフェンダーで、後方からでも難なくプレーできるし、左足が素晴らしくて、1対1にとても強く、空中戦も強いと思うよ。プレミアリーグに来るのは決して簡単なことではないし、試合の激しさに適応しなければならないだろうけど、彼はハイレベルな選手なんだ」

「それに、僕と彼は良い関係を築けているので、なおさら嬉しいんだよ。彼は素晴らしい人格者であり、このチームにうまく適応してくれるだろうね」

ラングレは、スパーズに移籍する前にロリスに相談したことを認め、今シーズンは自分自身だけでなく、チームのレベルも向上させられると感じているようだ。

「トッテナムと契約する前にウーゴと話をしたんだ。もちろん、このクラブに加入するからには、個人的に良い選手になりたいと思ってるけど、チームも向上させたいね。昨シーズンよりも良いチームにしたいし、今シーズンも良い結果をたくさん残したいね」

アントニオ・コンテの3バックで左でも必要であれば中央でもプレーできるラングレの万能性は、スパーズにとって重要になるだろう。先週末のローマ戦では、オーバーラップからドリブルで1人を抜き去り、タッチライン際で完璧なクロスを供給し、ゴール前に飛び込んだ同じセンターバックのクリスティアン・ロメロが頭で合わせていたが、そのテクニックで左サイドから攻撃の原動力となることを示したのである。

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