マリ代表のイヴ・ビスマは「マラリアを患いながらAFCONに出場している」と代表監督のエリック・シェルが明らかにした。
Daily Star/Cameron Winstanley
トッテナムのミッドフィルダー、イヴ・ビスマはマラリア検査で陽性反応が出たにもかかわらず、AFCONでプレーしているとマリ代表の監督が発表した。
ビスマはマリ代表のグループステージの南アフリカ戦とナミビア戦の2試合に先発出場したが、90分間出場したのは1試合のみだった。27歳のミッドフィルダーは、2-1で勝利した決勝トーナメント初戦(ベスト16)のブルキナファソ戦で途中出場したが、ベスト8でコートジボワール戦はベンチ入りだった。
スパーズのミッドフィルダーはトゥールーズのディフェンダー、ムサ・ディアラと共に、今大会の序盤に検査で陽性反応が出た後もマラリアを患いながらプレーしていると報じられている。マリのエリック・シェル監督は、ビスマとディアラの2人が病症に苦しんでいることを次のように明らかにした。
「イヴとムサがマラリアに苦しんでいたのは知っているだろうが、血液検査の結果に関しては、それほど深刻なものではなかった。西アフリカ生まれの人間はマラリアに慣れているので、イヴはプレーできたが、ムサの場合は違ったんだ」
「ムサがマラリアに感染したのは初めてだったので、軽いトレーニングを始めたが慎重に物事を進めている。だが、チーム内に感染が拡大してはいないよ」
土曜日のマリ対コートジボワールは、71分にマリのネネ・ドルゲレスが先制ゴールを決めた後、90分にブライトン&ホーブ・アルビオンのウインガー、シモン・アディングラがコートジボワールの同点ゴールを決めた。
そこから延長戦に突入し、コートジボワールのウマル・ディアキテが122分に決勝ゴールを決め、これにマリの選手たちは怒りを爆発させた。試合終了のホイッスルが鳴った時、何度も中断された試合のアディショナルタイムはもっとあるはずだと信じて、マリの選手たちは主審を取り囲んだ。物議を醸したこの試合でマリがトーナメントから敗退し、ビスマはトッテナムに戻ることになる。
マリのキャプテン、アマリ・トラオレはこの抗議の先頭に立って、アデル・エルサイド主審と接触した。エルサイドはこれに応戦して彼を押し返し、レッドカードを提示した。すでにコートジボワールのオディロン・コスヌが退場となっており、122分に決勝ゴールを決めたディアキテもその直後に退場となっていたため、トラオレはこの試合で3人目の退場者となった。
コートジボワールは水曜日にコンゴ民主共和国とセミファイナルで対戦し、優勝候補のナイジェリアは同日に南アフリカと対戦する。