スパーズの経営陣たちは、元キャプテンが新たな挑戦を求めていたにも関わらず、クラブを離れるためのいくつかのアプローチを自身の意思で拒否したため困惑している。
Evening Standard/Dan Kilpatrick
トッテナムはタンギ・エンドンベレを今月トルコに放出することを依然として望んでいるが、ウーゴ・ロリスは夏の間に多くのオファーを断ったため、少なくとも1月までクラブに残る予定だ。
トルコの移籍マーケットは9月15日まで開かれており、一方、サウジのプロリーグは木曜日までに登録選手を追加する必要がある。よって欧州の主要リーグの移籍マーケットは先週金曜日の夜に閉幕したが、スパーズはエンドンベレがまだ移籍できるという期待を持っている。
夏の移籍マーケットの序盤にガラタサライやフェネルバフチェからの関心があり、その頃エンドンベレはトルコへの移籍に消極的だったと伝えられているが、スュペルリグ王者のガラタサライはチャンピオンズリーグのグループステージへの出場枠を確保したことで、エンドンベレのトルコ行きを再考を促す可能性がある。
一方、ロリスは少なくとも冬の移籍マーケットまで現状を維持する構えだ。元フランス代表キャプテンは、サウジアラビアからの複数の金銭面で魅力的なオファーを拒否したと考えられているが、古巣のニースからの移籍マーケット最終局面でのアプローチや、ニューカッスルと昨シーズンのセリエAで2位と躍進したラツィオからの関心も断った。
ロリスはフランス紙のNice-Matinに少年時代に所属していたクラブへの移籍を拒否する決断について説明した。
「移籍マーケットが終了する1時間前に、エージェントからニースに加入できる可能性があるって電話を受けたんだ。金銭的なことよりもはるかに重要な、プレーできるかの見通しや競技面のプロジェクトについて、選手の決断の背後にある本当の動機となることはそこで明確に伝えてもらえなかったんだよ」
「サポーターとチームは、期限まで1時間という予期せぬタイミングで、明確な競技面でのプロジェクトも教えずに、電話で瞬時の決断を求めるような対応よりも、もっと丁寧に扱われるべきだよ」