もしこの移籍が合意に至らなければ、ハリー・ケインはスパーズとの契約が最終年を全うし、来夏にフリーで退団する見込みだ。
Telegraph/Jason Burt
バイエルン・ミュンヘンが移籍の決断の期限を設定したことにより、ダニエル・レヴィ会長は今日の0時までにハリー・ケインの去就に関する決断を下さなければならない。
バイエルン・ミュンヘンは、トッテナム・ホットスパーがハリー・ケインへの最新のオファーを受け入れる期限を金曜日の24時に設定したようだ。
バイエルン・ミュンヘンは、トッテナムがそれまでに合意に達しない場合、他の補強ターゲットに目を向けることを検討している。
選手も含め、すべての関係者はケインの将来をできるだけ早く、そしてスパーズの今シーズンのプレミアリーグ開幕戦となる次の日曜日のブレントフォード戦までに解決したいと考えている。
もしケインをバイエルンに売却することで合意に至らなければ、ケインはスパーズとの契約の残り1年を満了させて、来夏にはフリーで退団すると見られている。
先週30歳になったケインは、クラブが契約延長にサインさせようと試みているにもかかわらず、残り1年の契約期間のその先もスパーズに留まりたいとは考えていないようだ。
イングランド代表キャプテンは、この夏ずっとトーマス・トゥヘルの最優先ターゲットだったが、バイエルンの監督は今後数時間のうちに合意が得られなければ、ケイン争奪戦で敗北を受け入れ、他の選手との補強に方針展開をするだろう。
とはいえ、契約締結には慎重な見方が残っており、ケインにバイエルンのクラブ史上最高額の移籍金を支払う構えを見せている。現在の記録は、4年前にセンターバックのルーカス・エルナンデスに支払った8000万ユーロである。
バイエルンがスパーズを説得し、移籍を熱望していると思われるケインの移籍を実現するためには、さらに上乗せしてでも1億ユーロ(約8610万ポンド)前後をオファーを提示する必要があると見られている。
月曜日に直接交渉が行われた際、バイエルンが提示した金額とスパーズが受け入れられる金額には約2000万ポンドの開きがあったと見られている。