トッテナム・ホットスパーはレスター・シティから4000万ポンドでイングランド代表ミッドフィルダーを獲得した。
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ジェームズ・マディソンが、少なくとも今後5年間はトッテナムでプレーすることを約束する契約書についにペンを走らせ、ホットスパー・ウェイは笑顔で包まれた。
ノースロンドンのクラブには、この26歳のイングランド代表プレーヤーのファンが大勢いるからだ。ダニエル・レヴィ会長はこれをファンを喜ばせるための契約だと考え、アンジ・ポステコグルーは自分のシステムに完璧にフィットする戦力だと考えている。
そして、football.londonが今週明らかにしたファビオ・パラティチとレオナルド・ガッバニーニは、ともにマディソンを高く評価している。さらに重要なのはマディソンのチームメイトとなる選手たちであり、その多くはこの元レスターのミッドフィルダーのことをよく知り、彼が相手に与えるダメージを目の当たりにしている。
このミッドフィルダーは、プレミアリーグでノースロンドンのクラブと対戦した過去3試合で3ゴール、1アシストを記録している。トッテナムの選手たちは、今後、そんな彼を味方につけることになって大いに喜ぶだろう。
マディソンは昨夏の移籍マーケットでもスパーズへの移籍が報じられていたが、アントニオ・コンテのもとでのフォーメーションでは、当時レスターに在籍していたマディソンを中央で起用することはできず、その結果、出場機会を与えられないかもしれない選手に対して、この夏よりもはるかに高額な移籍金の妥当性を見出すことが難しいという意見が最終的には受け入れられた。だが、ポステコグルーのもとでは、マディソンはチームの重要な歯車となるだろう。
白地に模様が施された新しいユニフォームをまとったマディソンのお披露目によって終焉を迎えたスパーズの獲得レースは、8年以上前のコベントリー・シティでの彼のユース時代にまで遡る。すなわち長い長いマディソンへの関心がようやく実を結んだことを意味する。移籍マーケットを迎えるたびに、このミッドフィルダーの動向を水面下でトッテナムはずっと見守ってきた。
そして今回、4,000万ポンドという、この夏のバーゲンのような移籍金を手に入れた。マディソンの才能あるイングランド代表の同僚、デクラン・ライスは残りの契約期間が長く、ウェストハムから9桁の金額(1億ポンド超)で移籍するようだ。
レスターで12ヶ月しか契約を残していないマディソンの契約状況をスパーズは利用し、またフォックシーズの降格も追い風となった。その結果、トッテナムがこの選手への道を切り開いただけでなく、有力な競争相手がいなかったこともあって、レスターは当初の評価額6000万ポンドに近づく額を手にすることを望めなかった。