バイエルン・ミュンヘンがスパーズに対し、ハリー・ケインの獲得に6000万ポンド+出来高のオファーを出したとThe Athleticが報じている。
トッテナムのエースであり、イングランド代表キャプテンでもあるハリー・ケインとスパーズとの契約は残り1年で、この夏の移籍でマンチェスター・ユナイテッドも関心を示していた。
元チェルシーのトーマス・トゥヘルが率いるバイエルンは今夏、フォワードの獲得を熱望しており、ケインはその優先ターゲットの一人だ。
このストライカーは、ユナイテッドがオーレ・グンナー・スールシャールの時代から補強ターゲットとしており、エリック・テンハグもケインの大ファンであることが知られている。
2年前、マンチェスター・シティはケイン獲得に強い関心を寄せていたが、スパーズのダニエル・レヴィ会長の強い抵抗に遭い、結局、昨夏にアーリング・ハーランドを獲得した。
一方、サウジアラビアのアル・イテハドに移籍したカリム・ベンゼマの後任となるストライカーを探すレアル・マドリードも、ケイン獲得を熱望していると報じられている。
タフ・ネゴシエーターとして知られるレヴィは、ユナイテッドが興味を示しているなかで、プレミアリーグのライバルクラブには売却しないと決意を固めている。今回、バイエルンからの獲得オファーにどう反応するかは未知数だが、29歳のケインにスパーズは1億ポンド以上を要求する可能性が高い。
ケインとユナイテッドとの関係は、ここ数週間、ユナイテッドのクラブ買収のプロセスが不透明な中、財政的な要因から他のポジションの選手の補強を進めているため、冷え込んでいる。
昨シーズンのブンデスリーガを劇的な最終節の勝利によって制したものの、バイエルンにとっては波乱のシーズンとなり、昨夏にロベルト・レヴァンドフスキがバルセロナに移籍した穴を埋めるのに苦労している。