ジャーム・ナジャフィのトッテナムへの買収オファーはクラブ評価額に10億ポンド以上も低い

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スパーズは、新スタジアムがクラブ価値に約20億ポンド上乗せされると見積もっている。

Independent/Miguel Delaney

MSP Sports Capitalがトッテナムに提示するとされる買収オファーの31億ポンドは、ENICが評価するクラブの価値よりも10億ポンド以上低い額であり、新スタジアムはフットボールから富を生み出す源泉だとして、その価値の大きな部分を形成しているようだ。

トッテナムがクラブは売り物ではないと主張する中で、まだ正式な買収オファーは提示されていないが、イラン系アメリカ人の大富豪ジャーム・ナジャフィが率いるコンソーシアムは買収に成功すると信じてオファーの提示を準備をしている。

スパーズを手に入れるには、遥かに高額のオファーを提示する必要があり、Independentはその価格の差異は新しく誕生したトッテナム・ホットスパー・スタジアムの評価によるものだと理解している。

マンチェスター・ユナイテッドの買収にも関係する要素だが、2019年に完成したノースロンドンのスタジアムは、コーポレート・チケットや周辺の所有地、各種イベントの開催などの面でかなり有益であるために、クラブの評価額に約20億ポンドが加算されるという正当な試算があるのだそうだ。

ユナイテッドのオーナーであるグレイザー家は、オールド・トラフォードの再開発を行っておらず、買収した場合にはまずこの有名なスタジアムを改善するために10億ポンド以上の投資をしなければならないと予想されている。

さらに、ENICがグラウンド周辺の土地を所有していることも、クラブの価値をさらに高める要因であり、スパーズの買収を狙うMSPがその希望を実現するためにはかなり多くの資金が必要になる理由でもある。

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