プレミアリーグは今、クラブ買収マーケットが活況を迎えている。まず、ニューカッスルが売却され、次にチェルシー、そしてボーンマスが売却された。マンチェスター・ユナイテッドとリバプールは11月から正式に売出中となっており、エバートンは救済を切望している。
Daily Mail/Matt Barlow
米国人の大富豪であるジャーム・ナジャフィとニューヨークの彼の投資会社が、ノースロンドンのクラブに31億ポンドの買収オファーを計画しているようだ。
なお、スパーズは、この報道に対し沈黙を貫いており、そのような接触なないとしている。また、先月グディソン・パークでサウサンプトン戦に観戦していたことから、エバートンへの出資も伝えられたイラン系アメリカ人のナジャフィ陣営からも、スパーズの買収に関するコメントはでていない。
トッテナムへの関心について報じたFinancial Timesによると、正式なアプローチから「数週間先」になるとしている。
クラブのオーナーであるENICの大株主である億万長者のジョー・ルイスとダニエル・レヴィ会長は、買収オファーの金額が妥当であればクラブを売却する用意があるとの見方が広まっているにもかかわらず、過去にそのような関心に抵抗したことがある。
正確にはその妥当な金額については憶測の域を出ないままだが、トッテナムの現オーナーがオファー額だけを見て急いでクラブの売却に動くことはないというのは間違いないだろう。
この12ヶ月間にも3億ポンドに迫る買収への関心をレヴィは拒否していたと理解されている。
昨年、チェルシーはアメリカのトッド・ボーリーとプライベート・エクイティのClearlake Capitalが率いるコンソーシアムに25億ポンドで売却され、新オーナーはさらに今後、17億5000万ポンドをクラブに投資することを約束した。
この買収額は、その経緯や売却の期限が設定されていたことに影響された価格だった。前オーナーのロマン・アブラモビッチは、ロシアのウクライナ侵攻の直後、ウラジーミル・プーチン大統領との関係で英国政府から制裁を受けていた。