FAの委員会はチェルシー対トッテナムの後のトーマス・トゥヘルがコンテとの「衝突を扇動した」と判断

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Evening Standard/Dan Kilpatrick

今月初めにスタンフォード・ブリッジで行われた2-2の引き分けとなった試合の後、チェルシーのトーマス・トゥヘルがトッテナムのアントニオ・コンテとの口論を「明確に扇動した」ことが、イングランド・フットボール協会(FA)の委員会により明らかにされた。

この試合後の握手をめぐって2人が衝突したことに対し、トゥヘルには1試合のベンチ入り禁止と35,000ポンド(およそ570万円)の罰金。一方、コンテには、15,000ポンド(およそ240万円)の罰金が科された。

両監督は、試合中の衝突によってイエローカードが提示されており、試合後の衝突によってアンソニー・テイラー主審からレッドカードが提示され、先週、これら不適切な行為によってFAから起訴を受けていた。

彼らへの処分は、3人の独立した規制委員会によって決定され、その決定の理由も公開された。

トゥヘルは、コンテが握手の際に自分の目を見ようとしなかったことを「無礼であった」とし、それが原因で「非常に攻撃的な行動を取ってしまった」と主張した。

このような状況に遭ってもコンテはトゥヘルから強く手を握られたことに「過剰反応」しなかったと主張し、委員会もこの見解に同意した。

委員会の理由書では、トゥヘルがもっと早くコンテの手を放していれば、このようなことは起こらなかったと結論づけ、ドイツ人の行動を正当化することはできないと述べている。

「これは明確にトーマス・トゥヘルが彼とアントニオ・コンテとの衝突を扇動したものであって、コンテが通り過ぎようとしていたところでトゥヘルがコンテの手を握って揺り動かすことを意図的に行っていた」

「トゥヘルがコンテの手を握り続けなければ2人の対決とその後の乱闘は起こらなかったはずだ」

「コンテの手を握ったのはコンテが彼の目を見なかったというトゥヘルの主張があるが、これは正当化できるものではない。非常に興奮したフットボールの試合の後でも軽く握手する慣例はあり、握手する際に相手の目を見なければならない義務は存在しない」

「トゥヘルがコンテに自分の目を見るように言いながら、彼の手を握ってコンテが離れるのを阻むのは、非常に挑発的な行為である」

「コンテはトゥヘルの行為に攻撃的な反応をしたが、委員会はこの状況下でコンテが非常に過剰に反応したとは考えていない」

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