ソン・フンミン、ダニエル・レヴィ、ジェド・スペンス…トッテナムの韓国ツアーの勝者と敗者

この記事は約8分で読めます。

リシャルリソン

様々な要因が重なり、トッテナムが夏に獲得した5人の選手の中で、リシャルリソンが唯一、韓国でデビューを飾ることになった。初戦では中央で先発し、後半はケインとソンを含む3トップの右でプレーした。セビージャ戦でもこの6000万ポンドの男は先発を飾った。

リシャルリソンは2試合ともゴールに絡むことはなかったが、その仕事量とボールに対する能力は高く、簡単にゴールを決めれそうな場面もあった。また、ハーフタイムには、ゴンサロ・モンティエルとソンが一触即発になった後、彼がソンを引き離してトラブルを回避する場面もあった。

トッテナムの選手として良いスタートを切った25歳は、残り2試合の親善試合で再び注目を集め、プレミアリーグでコンテの主要メンバー入りを果たそうとしている。

ルーカス・モウラ

リシャルリソンを獲得したことで、ルーカスはアタッカー陣としての序列を一つ下げてしまった。デヤン・クルゼフスキの加入ですでに出場時間を減らしていたルーカスは、2022-23シーズンもさらなるライバルが現れたことで出場時間を確保することが難しくなっていた。

前線でのプレーに優れ、守備にも強いルーカスは、昨シーズンに右ウイングバックの人材に苦しんでいた際に、コンバートされるのではないかとファンが期待を寄せていた。そしてようやくこの夏のプレシーズンマッチで、ルーカスは2試合ともウイングバックとして出場し、特にセビージャ戦ではディフェンス面で際立ったプレーを見せ、そのポジションに馴染んでいるように見えた。

トッテナムはこの夏、両ウイングバックのポジションを強化したが、ルーカスというもう一つの選択肢を手に入れ、前進することになった。

コンテのもとでデビューした若手選手たち

プレシーズンの常として、クラブの若手の多くがトップチームでのチャンスを与えられた。昨シーズンの残り数ヶ月、中盤の人数不足からトッテナムのベンチ入り常連だったハーヴェイ・ホワイトは、チームKリーグとの対戦で後半から出場し、ようやくコンテのもとでプレーすることができた。

ポーツマスへのローン移籍をしていたこの選手は、全く場違いな存在には見えず、ピッチに立った時間帯に良いパフォーマンスを見せた。トロイ・パロットもまた、最初の親善試合で前線に入り、その資質を発揮し、違和感なくプレーしていた。

昨シーズン、メスにローン移籍していたパプ・マタル・サールが今月初めにN17に復帰し、韓国ツアーでスパーズでのデビューを飾った。3人とも、残り2度の親善試合で、より多くのピッチに立つことを望んでいる。

この記事を評価する
タイトルとURLをコピーしました