ビスマがマンチーニを混乱させる
ローマ戦でコンテは、前節のレンジャーズ戦ではベンチ・スタートだったイブ・ビスマをプレシーズンで初先発させた。この新戦力は、ハーフタイムの少し前に、ちょっとしたフラッシュポイントに巻き込まれた。
タミー・アブラハムからエリア外でボールを奪ったビスマは、ハリー・ケインとのワンツーでボックス内に進入し、そのままゴールへ向かった。そこでローマのディフェンダー、ジャンルカ・マンチーニがビスマに向かっていき、チェックしようとしたところでビスマはピッチに倒れこんだ。
マンチーニは起き上がったビスマに近づき、後頭部に手を置き、ビスマが嫌がるような行動を取った。クリス・スモーリングもビスマの行為を快く思っておらず、腕を振って相手に立ち上がるように指示する姿が見られた。
ローマの選手たちはこの件の後、審判を取り囲んだが、それはビスマがアブラハムからボールを奪った場面がファウルだと思ったからだと思われる。

モウリーニョとパラティチの会話
トッテナムのローマ戦の後半、多くの選手がタックルに飛び込んできて、少し熱くなる場面があった。特に評判が良くなかったのは、クリスティアン・ロメロがジャロロッシのキャプテンであるロレンツォ・ペッレグリーニを捉えたタックルだった。
スパーズのロメロは狡猾なプレーに対し、イタリア人ミッドフィルダーはそれに異を唱えた。両選手が取っ組み合いとなり、ピッチ中央で両軍の選手が集まり、ちょっとした騒ぎになった。その後、ロメロとペッレグリーニはともにイエローカードをもらっている。
この状況で、トンネル脇にいたファビオ・パラティチが、モウリーニョのコーチングスタッフを諌める姿が目撃された。その結果、スパーズのマネージング・ディレクターとローマの指揮官は意見の相違を理由にしばらくの間、話し合うことになった。
名目上は親善試合だったかもしれないが、フットボールの戦場では決してそうはならないのだ。