トッテナムのフットボール担当マネージング・ディレクターは、イタリア・サッカー連盟(FIGC)の活動停止処分の適用範囲が世界に拡大されたことを受けて、スパーズでの役務から休職することになった。
Football London/Alasdair Gold
ファビオ・パラティチが、トッテナムのフットボール担当マネージング・ディレクターの職を離れることになり、他の人物がその職務を引き継ぐことになった。
50歳のパラティチは、ユベントスでの不正会計に関する調査の後、1月にイタリア・サッカー連盟からフットボール関連の活動から30ヶ月間の停止処分を言い渡された。水曜日、FIFAはその活動停止処分の適用範囲を世界に拡大したが、スパーズはその決定についてFIFAに説明を求め、金曜日に回答が届き、クラブの次の声明を出した。
「今週、FIFA規律委員会はファビオ・パラティチに関するイタリア・サッカー連盟の処分を全世界で適用する決定を発表しました。この決定は、2023年4月19日に行われるFIGCの制裁に対するファビオ・パラティティの控訴審に先立ち発表されたもので、その控訴審の結果は、我々クラブを含む関係者によって見守られることになります」
「処分はFIGCの控訴の結果次第だということは変わりませんが、FIFAの予期せぬ決定により、現在、複数の領域で処分が適用される可能性があります」
「FIFAの決定を受け、ファビオは控訴審の結果が出るまでの期間、直ちに休職することにクラブと合意しました」
今後、少なくとも約3週間は、誰かがパラティチの職務を引き受けなければならない。パラティチは今週イタリアから英国入りした後、ホットスパー・ウェイで選手たちに挨拶し、トッテナムホットスパー・スタジアムで今後のステップについてミーティングを持った。
今後数週間の主な任務のひとつは、アントニオ・コンテの後を継ぐ新しいヘッドコーチを見つけるプロセスを推進することである。
このところ海外に滞在しているスパーズのダニエル・レヴィ会長が、22年間在籍したノースロンドンのクラブで13人目の監督を探すその任務を、パラティチ不在の期間に引き受ける人物が必要になる。
パラティチの他の仕事の多くは、トッテナムのパフォーマンス・ディレクターであるグレタル・ステインソンに任される見込みで、彼はすでにパラティチの担当する業務のうち監督や選手の採用を除く多くを任されている。
昨年夏にスパーズにやってきた41歳のステインソンは、それ以前はエバートンで3年間採用・育成の責任者を務め、その前はフリートウッド・タウンで4年間テクニカル・ディレクターを務めていた。