まだこの大会から敗退したわけではないと？
パフォーマンスに関しては、選手たちは意欲的にプレーし、決意を固め、勝利を目指して戦ったよ。キックオフから数分後に失点したのは本当につらかった。あのゴールの後、ミランはいつものプレーではなく、異なる対応をとったプレーができるようになったんだ。
彼らは、レオン、テオ・エルナンデス、ジルーのような非常に優れた選手がいて、パスを出すときはジルーにパスを渡し、ジルーがポゼッションして、チームが攻撃することができる。ジルーだけを起点にしているわけではなく、相手全体のパフォーマンスを参考にしているんだ。特定の選手について聞かれれば、何人かは特に攻撃時にもっと自信を持つ必要があると答えられるだろう。
ドリブルやアタックに関しても、信頼感を取り戻す必要があるね。ただ、全体的に見れば、選手たちは非常に強い意志を持っていると思う。今は、選手たちを本当に信頼し、頼りにしていることを示すことが私の仕事なんだ。我々は改善に努めなければならないし、プレミアリーグやFAカップ、そしてミランとの第2戦に備えなければならないのだ。
試合中にタッチライン際から状況を変えるためには、体力が万全に戻っている必要がありますか？
正直なところ、前の試合で私は完全に休んでいたんだ。手術をしたばかりで、2日後には医師から「（スタジアムには）行けないだろうし、思い通りにはできないぞ」と言われ、前の試合ではピッチから遠ざかっていた。そのとき、私の代わりにクリスティアン（ステッリーニ）が頑張ってくれて、私の考えをチームに伝えてくれたので、本当に助かったよ。その時期は医療機器（胃ろう）を装着していたが、それでもチームとそれなりに交流することができたし、体調も100％ではなかったが、次の試合では体調を整えて、自分の力を発揮できるようにしたいと思うよ。
サンシーロに帰ってきたわけですが、今後、イタリアはあなたを再び迎え入れてくれるでしょうか？
選手として、監督として、ここサンシーロで戦うことは特別であり、唯一無二のものだ。サンシーロは歴史あるスタジアムで、とても美しいし、いつもたくさんの人で賑わっている。ミランにとっても、スタジアムにとっても、とても良いことだよ。どちらのファンにとっても喜ばしいことさ。今日、この美しい舞台が我々に不利に作用した。ミランのサポーターはずっと歌っていて、今夜、彼らが12番目の男であることは明らかだったよ。セカンドレグには我々に追い風になるといいね。
今を生きるのが好きなんだ。将来のことは考えたくないが、イタリア人として、また元イタリア代表監督として、イタリアが私の心の中にあり、イタリアが常にそこにあることは、皆さんもよくご存知でだろう。いつかここに戻ってくる可能性を排除するつもりはないし、誰にもわからないよ。
