ポステコグルーはランゲの任命プロセスには直接関与していないが、就任について承認しているのは確かで、これから補強ターゲットを特定するため2人は緊密に協力することになる。
先月、オーストラリア人指揮官はまだ任命されていないテクニカル・ディレクターについて、「私はいつも自分の思い通りに行動するよ」と警告したが、クラブがそのポジションに置くことを歓迎している。
「私はスポーツ・ディレクターと一緒に仕事をするのが好きだ。私が時間を割けない回りの仕事のほとんどをやってくれるからね」
「優れたスポーツ・ディレクターと一緒なら良い仕事ができる」
「彼らの目を通して試合を観て『この選手は君にぴったりだ』と進言してくれて、実際にその選手を観てみると『素晴らしいね。その目は疑いの余地がないよ』となる」
スパーズにとっての未解決の問題の一つは、パラティチがクラブとの関係を持ち続けるかどうかである。このイタリア人はクラブを退任した後もコンサルタントとしてクラブに助言を行っており、今シーズンはシェフィールド・ユナイテッド戦とリバプール戦の2つのホームゲームを含む多くの試合を観戦に訪れていた。
パラティチの補強の大部分は大成功を収めており、レヴィの信頼も厚いが、これからもクラブに関与し続けることによって、1月の重要な移籍マーケットに臨むランゲのクラブ内での権力を弱体化させる危険性もある。
ポステコグルー率いる無敗のスパーズは、10月のインターナショナル・ブレイクをプレミアリーグの首位で迎えることになり、これから本格的にタイトル争いに参加できる可能性への期待が高まるが、チームの層、特にセンターバックの層が不足している。
年明け時点でスパーズがまだ首位争いに残っている場合、レヴィには再び選手に大きな投資するようプレッシャーがかかるだろう。
ポステコグルーは「我々はチーム戦力を強化し続ける必要がある。それは決して1度の移籍マーケットで完了できるものではない」と語っている。
