トーマス・フランクがトッテナムのヘッドコーチに就任した場合に、そのバックルームスタッフの一員となる可能性のあるブレントフォードのコーチ陣を見ていく。
football.london/Rob Guest
アンジ・ポステコグルーの解任により、2025/26シーズンの開幕時にはトッテナムの様相は一新されていることだろう。ちょうどスパーズの指揮を執って2年の節目にあたる日に、ヨーロッパリーグ制覇からわずか2週間余りしか経っていないにもかかわらず、オーストラリア人指揮官は解任された。
過去数ヶ月、ポステコグルーの去就が話題に上っていたこともあり、複数の監督とリンクされてきたトッテナムだが、後任として有力視されているのはブレントフォードのトーマス・フランクである。51歳の彼は、2021年にチャンピオンシップから昇格して以降、ブレントフォードをプレミアリーグのクラブとして確立させたことで、ここ数年で多くの注目を集めてきた。
フランクは他の監督たちからも高く評価されており、プレミアリーグのビッグクラブへのステップアップは時間の問題だったと言えるかもしれない。ポステコグルーは単身でクラブに乗り込み、その後にコーチングチームを固めるスタイルだったが、フランクはもしトッテナムとの契約にサインすることになれば、ロンドンを横断して自身のスタッフと共に移動する可能性がある。
では、現在ブレントフォードで彼が共に働いているスタッフとは誰なのか?
ケヴィン・オコナー – ファーストチーム・アシスタントコーチ
ケヴィン・オコナーは、1999年から2015年までに501試合に出場したことで、ブレントフォードの代名詞ともいえる男である。現役引退後は、ブレントフォードの育成チームでコーチを務め、その後、2018年12月にフランクのファーストチーム・アシスタントコーチへと昇格した。
オコナーは、他のアシスタント・ヘッドコーチであるクラウス・ノアゴーと共に守備のトレーニングを担当し、セットプレー・コーチであるキース・アンドリュースのトレーニングにも協力している。
フランクと働くことについて、Hounslow Herald紙にこのように語っている。
「彼(フランク)からはゲームについて非常に多くを学びました。今では試合の見方が全く違います。彼は細部や構造、原則に非常にこだわっていて、僕の目をさらに開かせてくれました」
「毎日彼と働くのが大好きですし、彼のマネジメント術も大好きです。テレビで見たままの人柄で、偽りが一切ありません。家族思いの人間で、何か必要な時には必ず手を差し伸べてくれるんです」