現在のベン・デイヴィスの契約が6月末で満了を迎えるが、トッテナムは今後の去就について正式な発表を行っていない。
football.london/Rob Guest
2024/25シーズンを終えたトッテナム・ホットスパーにおいて、ベン・デイヴィスの今後については依然として不透明なままである。今週土曜朝に発表されたクラブの声明に、同選手の名前が含まれていなかったことが、その疑問をさらに深める形となった。
この声明では、今夏をもって契約満了となる複数のトップチーム選手の退団が発表された。フレイザー・フォースター、アルフィー・ホワイトマン、セルヒオ・レギロンはいずれも7月1日付でフリーエージェントとなることが正式に決定。また、ティモ・ヴェルナーについても、ローン移籍の買取オプションを行使しない選択をしたため、来シーズン以降は他クラブでのプレーが確定している。
さらに、昨年夏にローンでマルセイユへ渡ったピエール・エミール・ホイビュアは完全移籍で同クラブに加入することが決まった。一方で、今夏にクラブが買取義務を負うローンで冬に加入していたケヴィン・ダンソは、RCランスから2,090万ポンドでスパーズに完全移籍することになる。
冬の移籍マーケットで加入したマティス・テルに関しては、4,570万ポンドの買取オプション付きローンでの加入となっており、トッテナムがそれを行使すれば6年契約での完全移籍が成立する。ただし、テルがバイエルン・ミュンヘンに戻るのか、それともロンドンに留まるのかについては現時点では未発表。クラブは声明の中で「今後、さらなるスカッド情報を随時提供する」と述べており、今後数週間で明らかになると見られている。
現在のベン・デイヴィスも、テルと同様に「次の情報待ち」の状況にある。N17に加入してから11年を迎えたデイヴィスは、今夏で現契約が満了を迎えることになっている。football.londonは昨年11月、クラブがデイヴィスとの契約に存在する1年延長オプションを行使する方針を決めたと報じていた。だが、ソン・フンミンの契約延長が今年1月に公式発表されたものの、デイヴィスについては現時点で正式なアナウンスはなされていない。
この沈黙が意味するのは何か…。