3-0で勝利したオールド・トラフォードでのマンチェスター・ユナイテッド戦で、デヤン・クルゼフスキはゴールを彼にとっての「最大のモチベーション」である愛娘のレオニー(Leonie)に捧げた。
前半を圧倒的に支配したもののブレナン・ジョンソンの序盤のゴールしか挙げられなかったスパーズは、後半開始直後にデキがゴールを決め、それまでのチームのパフォーマンスに相応しい2-0のリードをもたらした。
ピッチ中央での役割で最高の力を発揮し活躍したスウェーデン代表キャプテンは、後半開始からわずか数分で、ブレナンのクロスがディフレクトして空中に浮いたところをコントロールしたキックでアンドレ・オナナの頭上をかすめる決定的なゴールを披露した。
今年初めにパートナーのエルディナとの間に第一子を設けて父親になったデキは、左手で「L」の形を作ってこのゴールを祝った。これは、デキの持ち前のセレブレーションであるNBAのレブロン・ジェームズの「ザ・サイレンサー(the silencer)」に続く新らたなセレブレーションであり、12月にフォレスト戦で得点した際には、当時エルディナが妊娠していたため、その応援のしるしとしてボールをユニフォームの腹部に詰めていた。
シアター・オブ・ドリームスでの忘れられない一日の後にThe Review Showでその「L」のゴール・セレブレーションについて尋ねられたデキは、次のように語っている。
「あれはすべてレオニーのため、僕の最大のモチベーションである愛娘のためなんだよ。娘の顔を思い浮かべながらフットボールをプレーすれば、そうだ、娘にとっての世界一の父親になりたいし、それが僕のモチベーションなんだよ」
「僕はすでに自分の人生が大好きだったけど、娘ができたらそのすべてが100倍は良くなった。娘が成長していくのを見守っているだけで、フットボールがさらに楽しくなったんだ」
デキは自身のゴールについて「考える間もなくプレーしていれば、いつもいいことが起こる」と語り、チームのパフォーマンスと結果を「素晴らしい」と評した。
「大きなスタジアムでビッグチームと対戦するためにトレーニングしてきたんだ」
「僕たちは優勢だった。相手にプレッシャーをかけすぎて、ボールをどう扱えばいいのか分からなかったほどだ。僕たちはそういうプレーをしたいんだよ。積極的に攻めてチャンスを作りたいし、実際にたくさんのチャンスを作った。素晴らしい試合だったし、今日は楽しかったね…そして明日はまた仕事(練習)に戻るよ」