トッテナム・ホットスパーの監督は、今シーズン、試合を観戦するファンを席から立ち上がらせるであろう若手について語っている。
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アンジ・ポステコグルーは、ルーカス・ベリヴァルとアーチー・グレイがトッテナムの移籍の考えをすぐに変えたこと、なぜ夏の間ずっとウィルソン・オドベールを欲していたのかを説明し、さらに10代のストライカー、ウィル・ランクシアの計画を詳しく語った。
スパーズは26歳のドミニク・ソランケの移籍に6500万ポンド、28歳のティモ・ヴェルナーのローン移籍にも資金を投じたが、他の夏の補強はグレイの4000万ポンド、ウィルソン・オドベールの3000万ポンド、来年1月に合流するヤン・ミンヒョク、そして今年2月の移籍を成立させていたベリヴァルの加入という才能ある10代の選手たちだった。
すでにノースロンドンのクラブ内では1月の移籍マーケットへの注目が高まっており、ポステコグルーは、今週スウェーデン代表に招集された18歳のベリヴァルがこの夏にスパーズのトレーニングに合流するなりですぐにその高い能力発揮したことにより、即戦力になるとすぐに悟ったことを明かした。
「いつも1月に向けて計画を立てるよ。こういうことはサイクルなんだ。わからないことが多いので、うまくいかないことが多い。ルーカス・ベリヴァルがすぐにトップチームに加わるのか、それともスウェーデン・リーグでプレーしたばかりの18歳の選手なのでローン移籍させる必要があるのかは、わからなかったが、トレーニングの最初の数週間で、この選手が面白い選手になるだろうとわかったね」
「彼がどう成長するか、アーチーがどう成長するか、ウィルソン・オドベールがどう成長するか、そういったすべてのことが考慮される。チーム管理において改善できる部分がまだあることは分かっている。繰り返しになるが、それは適切な人材でなければならず、選手として、人間として適切である必要があるんだ。ヨハン(ランゲ)と彼のチームは、我々が求めているプロフィールに合致するかもしれない選手を探すプロセスをすでに開始しており、1月に獲得したラドゥやルーカスのように、1月に獲得可能であれば、我々はそれを進めるつもりだよ」
「それは継続的なプロセスであり、そうあるべきなんだ。私は物事に対して条件反射的なアプローチやhail Mary*なアプローチをとったことは一度もない。時にはそれが必要なこともあるし、それは理解しているが、物事がプロセスを経て行われる方がずっと安心できるよ」
*hail Mary(ヘイル・メアリー):アメリカン・フットボールで、試合終盤で劣勢にあるチームが最後の賭けとして得点を狙うために投げるロングパスのこと。