土曜日の夜、トッテナムが2-1で勝利したリバプール戦でルイス・ディアスのゴールが取り消されたことで物議を醸したことを受け、ユルゲン・クロップはメディアに対してさらに物議を醸す発言をした。
football.london/Rob Guest
水曜日の午後、リバプールのヨーロッパリーグ、ユニオン・サン・ジロワーズ戦を控えてメディアの前で会見に応じたレッズの監督にとって、議題となるのはたった1つだけだった。 もちろん、それは土曜日の夜に2-1で敗れたトッテナム戦の前半に物議を醸したルイス・ディアスの幻のゴールだ。
トッテナム・ホットスパー・スタジアムでの試合の34分にディアスのゴールが誤ってオフサイドにより取り消されて以来、メディアの見出しを独占してきたこの話題だが、火曜日の夜にPGMOLからVARルームとのやりとりの音声が公開されたことによって、ユルゲン・クロップにはこの記者会見の席で言いたいことが山積していたようだ。それを待ち構えていた報道陣にとって、クロップが質問に答えて始めると早々に「再試合」という言葉が出てきたことは驚くべきことではなかったかもしれない。
「音声によって状況はまったく変わらなかったね。なぜこのような事が起こったのかに私はあまり興味がなかった。結果を見て、ゴールを見て、そっちは重要ではないことが分かったんだ。適切な方法で対処することが本当に重要なんだよ」
「唯一の結論は再試合であるはずだが、おそらくそれはないだろう。それに対する反論は、もし我々がその門を開けば、誰もがそれを求めるからだろうね。前例のない状況だと思う。私は56歳だが、間違った判定には慣れている。だが、私が覚えている限り、そのようなことは一度も起こったことはなかった。だからこそ再試合であるべきなんだよ」
「再試合こそが正しい対処法だと思う。さもなければ主審が両コーチを集めて『我々はミスをした、リバプールにゴールをさせてそこからスタートする』と言うべきだろう。この試合を特別なものにしているのは、あの2分後に失点したことと、すべてがそれらの影響を受けていることだ。もしゴールが認められていたらセンターサークルから試合が再開されたはずだ。そうなれば次の展開は変わっていだろう」
クロップはいくつかの点で間違いなく正しい。この状況は間違いなく「前例のない」ものであり、ここで再試合が実施されれば、今後は誰もが再試合を求める「門が開く」だろう。再試合は「おそらく実現しないだろう」というのも正しいはずだ。
では、FAがトッテナムとリバプールのプレミアリーグでの再試合にゴーサインを出した場合、実際のところ、過去のどの試合に再試合を要求することになるだろうか?過去には、ファンが再試合を望むような戦いがたくさんある。