世界最高のセンターバックとまで称されるようになったアルゼンチン代表のクリスティアン・ロメロだが、彼のキャリアの始まりに込められた母親への愛情についてはほとんど知られていない。
2年前、クリスティアン・ロメロはアルゼンチン代表の守備の中央で先発の座を手中に収めた。ブエノスアイレスのベルグラーノでプロ・デビューしてから7年が経ち、トッテナムに辿り着くまでに大きな一歩を踏み出した。Super Deportivo RadioのRadio Villa Trinidadに出演したロメロの父親ビクトル・ロメロは、息子が初給料を受け取ったときに素晴らしいプレゼントを贈ってくれたこと明かした。
「最初の給料で、息子は母親に電話して、どんな家に住みたいかを聞いたんだよ。それで母親に家を買ったんだよ」
続けて母親のローザが語った。
「私の誕生日(4月16日)が近かったのですが、その20日前にいろいろな家を見に行きました。私は、クティが自分のために買いたい家だと思った。私は自分の家を持っていなかったので、案内されたときに「気に入った?とても素敵な新築の家だったので、私は大喜びし、彼は突然、『この家は僕の誕生日プレゼントだ』と言った。今でもその日のことを思い出すと、感情的になってしまって……」とロサは語り、涙を流した」
「私の誕生日(4月16日)の20日前から、クティといろんな家を見て回ったわ。クティが自分のために購入する家を探している思ってたの。クティは家を持ってなかったからね。でもそうじゃなかったの」
「案内してもらったときに『気に入った?』と聞かれて、とても素敵な新築の家だったので喜んでいたら、突然『この家が誕生日プレゼントだよ』と言われたのよ。今でもあの日のことは覚えているわ・・・」
「もう話せないわ。ちょっと(思い出して)感極まっちゃった・・・」
ローザは涙を流して言葉を詰まらせた。