ブレントフォードで引き分けた試合の後、記者会見でコンテは新しいセンターバックの補強の必要性について問われ、次のようにコメントしてその可能性を否定した。
「ノー、ディフェンスに関してはね。今、我々は回復してきている思うよ。ジャフェト・タンガンガもね。彼は今シーズン初めての試合だった。膝の故障でかなり苦労していたからね。だがし、今日、彼が試合に出場できたことは、私にとっても喜ばしいことだ」
「それから、センターバックについて、我々は優秀だと思うよ。これからも努力を続けていかなければならない。クティ・ロメロは明日のトレーニングに戻ってくる。今シーズンは失点が多く、少しがっかりしている面もあるよ。一方、我々は多くのゴールを決め、チャンスを作り、多くの選手で攻撃していると思うね」
しかし、ACミランが昨夏にタンガンガの獲得に興味を示していたため、試合出場時間を切実に求めていた若きセンターバックの将来次第で、センターバックの補強の優先度は大きく変わるかもしれない。アカデミー出身の23歳が移籍する場合、スパーズは彼の代わりとなるセンターバックをその前に探すことになるだろう。
football.londonによると、来夏の補強プランには2人のセンターバックを入れており、1人は左サイド、もう1人は中央か右サイドでプレーできる選手を想定しているようだ。また、スパーズは36歳のゴールキーパー、ウーゴ・ロリスの長期的な後継者を来夏に確保する予定だという。
センターバックに関しては、バルセロナからのクレマン・ラングレのローンに買取オプションが無いため、今シーズンの活躍で印象的なプレーを見せればこのフランス人との完全移籍による獲得が成立する可能英はあり、一方でコンテがインテルのセンターバック、アレッサンドロ・バストーニを賞賛していることもあり、トッテナムが他の選手に目を向けることもえりえる。
1月にスパーズは、タンガンガ、ヒル、サール、さらにはスペンス、ハーヴェイ・ホワイト、10代ののアルフィー・デヴァインらをローンでクラブから出し、若い選手たちが必要とする成長できる環境を与える必要がある。
また、ビジャレアルにローン移籍中のアルゼンチン人ジオバニ・ロチェルソに、この1月に他のクラブから獲得オファーが届いた場合は、ローン移籍を終了させることができる。
レンヌにローン移籍中のジョー・ロドンも、両クラブや選手本人が合意すればスパーズに戻る可能性がある。フランスのクラブで出場機会が十分に得られていない状況だ。
トッテナムにとって、昨年1月にベンタンクールとクルゼフスキを獲得してシーズンを好転させたのと同様に、今回も新しい戦力の補強が必要で、ここでノースロンドンのクラブが少しでも足踏みをしてしまえば、移籍マーケットととプレミアリーグの順位の両方でライバルクラブたちが猛威を振るってくることが予想されるため、大注目の移籍マーケットになることは間違いない。