さらにスパーズが注目している若手ウイングバックの一人に、リヨンの21歳マロ・ギュストもいる。リーグアンでレギュラーとしてプレーし、ヨーロッパ戦での経験もあり、フランスのフットボール界の次のビッグタレントと目されている。
契約期間が18ヶ月残っているこのU-21フランス代表は、トッテナムの獲得要件を満たしている。しかし、前のシーズンは5アシストを記録し、今シーズンはこれまでわずか1アシストと、コンテに印象づけるために攻撃面での貢献度を高める必要がある。
コンテのチーム戦力における他のポジションは、1月の移籍マーケットでは優先順位が低いと見られているが、スパーズはピッチ全体のアップグレードのために、あらゆる移籍の可能性を監視し続けるだろう。
コンテはフランク・ケシエの大ファンであり、トッテナムは元ACミランのミッドフィルダーのバルセロナでの状況を注視してきた。セリエAで優勝経験があるコートジボワール代表は、監督のシャビと同様にカタルーニャのクラブに残ることを熱望していると考えられているが、クラブの財政問題は続いており、スペインのメディアはケシエを資金調達に利用する可能性があると見ているようである。
トッテナムにとって、ベンタンクール、ピエール・エミール・ホイヴィア、さらに夏に獲得したイブ・ビスマや若く才能のあるオリヴァー・スキップら、セントラル・ミッドフィルダーのポジションに多くのオプションが揃っており、セネガル人のパペ・マタル・サールが将来有望であることから、守備に重点を置くミッドフィルダーはあまり必要とされていないようだ。しかし、コンテが高く評価していることもあって、スパーズはケシエの状況を監視し続けるだろう。同様にパラティチはユベントスのミッドフィルダー、ウェストン・マッケニーに並々ならぬ高い評価を与えている。