ソン・フンミンは、プレミアリーグの新シーズンの開幕日にトッテナムがサウサンプトンに4-1で鮮やかに勝利した後に次のように話している。
土曜日のサウサンプトン戦での4-1の勝利は、アントニオ・コンテがトッテナムのチーム戦力に厚みのある強さを手に入れたことを浮き彫りにした。昨シーズンの終盤は多くのアカデミー出身の若手選手をベンチ入りメンバーとしていたが、セインツ戦では後半にイヴァン・ペリシッチ、イヴ・ビスマ、クレマン・ラングレ、マット・ドハティ、ルーカス・モウラを起用したのだ。
トッテナムは過去にマウリシオ・ポチェッティーノのもとで良いチーム戦力を備えていたが、コンテの現在のメンバーがクラブにとって近年で最も強いチーム戦力であると多くの人が考えている。しかし、ソン・フンミンはそんなことはどうでもいいと考えているようで、それよりも良いチーム戦力が必ずしも成功するわけではないとして、チームのプレースタイルがいかに重要かを強調している。
「それ(選手層)は重要ではないよ。どのようにチームを編成し、どのように戦力を補強するかが重要なんだ。僕らは本当に、本当に良い選手を揃えているけど、(新加入選手は)まず僕らのプレースタイルをできるだけ早く理解しなければならないね」
「彼らはトレーニングをしていて、今日は短い時間しかなかったけど、本当にいいプレーをしていたし、楽しんでいると思うよ。僕が言いたいのは、選手層が厚いことよりも、どのようにプレーするかの方が重要だってことだね。僕らは良いチーム戦力を揃えているけど、それだけでは成功できないので、シーズン終了まで頑張らないといけないね」
今夏トッテナム・ホットスパー・スタジアムに新加入した6人のうちの1人であるリシャルリソンは、エバートンから6000万ポンドで移籍してきた。開幕戦で1試合の出場停止処分を受け、今週末のチェルシーとのアウェイ・ゲームで出場可能となるこのブラジル人のことを、ソンはとても気に入っているようだ。
「ポジション争いがあるのはいいことだよ。プレシーズンの間、リッチーと一緒に練習したときに、彼もまた信じられないような選手だって思ったね。彼と一緒にプレーするのは本当に楽しいし、競争が自分をより良くしてくれるんだ」
昨シーズン、モハメド・サラーと並ぶ23ゴールでプレミアリーグのゴールデンブーツを獲得した韓国人だが、残念ながら週末のサウサンプトン戦では4-1の勝利にゴールで貢献できなかった。スパーズが4ゴールを決めたにもかかわらず、先発したソンとハリー・ケインがゴールを決めなかったのは非常に珍しいことだ。30歳のソンは試合後、ウーゴ・ロリスと話し、周りの選手がゴールを決めることは良いことだと語っている。
「本当にポジティブな意味でのとても重要な勝利だったね。シーズンを勝ち点3でスタートできて、とてもうれしいよ。みんながゴールで貢献することが本当に重要なんだ」
「4-1で勝つと、僕やハリーがゴールすることを期待してしまうけど、これはいい兆候だね。試合後、ウーゴと話したんだけど、個人よりもチームが大事だから、他の選手がゴールするのはいいことなんだよ。今日のパフォーマンスは本当に良かったし、何より大事なのは勝ち点3だね」