The Telegraph/Mike McGrath
マンチェスター・ユナイテッドが、元イングランド代表ミッドフィルダーのトム・ハドルストンと、U-21での選手兼コーチとしての就任をめぐり交渉しているようだ。
ユナイテッドは、今夏に選手を引退するまで選手兼コーチを務めていたポール・マクシェインの後任を探しており、トッテナム・ホットスパーで8シーズンを過ごし、ハル・シティでもプレミアリーグでプレーしたハドルストンに目を付けた。
現在35歳のハドルストンは、プレミアリーグ2の試合ではオーバーエイジの選手としてプレーすることができる。プレミアリーグ2は21歳以下の選手の大会であるため、クラブはオーバーエイジのフィールドプレーヤー5人とゴールキーパー1人を登録でき、就任すればハドルストンはユナイテッドのユニフォームを着ることになる。
昨シーズン限りでハルを退団したハドルストンは、コーチとしての第一歩を踏み出そうとしており、ユナイテッドでのチャンスは彼の次のキャリアにとって理想的であるように思われる。ハドルストンは、ユナイテッドのアカデミーの選手たちに、クラブのキャリントンの練習場だけでなく、試合のピッチの上でも経験を積ませる予定だ。
アカデミーに選手兼コーチを置くことは、ユナイテッドのアカデミー責任者であるニック・コックスの発案であり、前任のマクシェインの起用は成功したとみなされている。元アイルランド代表センターバックのマクシェインは、ユナイテッドのアカデミーでキャリアをスタートした後、2021年に選手兼コーチとしてクラブに戻ってきた。
コックスは、試合中に若手と一緒にプレーをしながら、経験豊富な選手兼コーチが試合中に指導を行うことがユナイテッド・アカデミーに価値をもたらすと考えており、クラブはマクシェインの選手生活からの引退を受けて次のコーチを探している。
現在、ユナイテッドは背番号6の獲得を狙っているが、ハドルストンがトップチームに加わることは考えていない。最盛期にはスパーズがチャンピオンズリーグ出場権を獲得した際にもプレーし、パスレンジの広いクリエイティブな中盤の底を務める選手として活躍し、キャリアを通じて4つのイングランド代表キャップを獲得している。
ハドルストンは、マクシェインよりも出場試合数は限られるだろうが、ユナイテッドの選手たちと一緒に毎日トレーニングに参加することになると思われる。
