チャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦となるアトレティコ・マドリード戦を翌日に控え、トッテナムのイゴール・トゥドールが最新のスカッド状況を報告した。キャプテンの復帰という朗報の一方で、1月に加入したばかりのコナー・ギャラガーがウイルス感染による呼吸困難で欠場することが判明。満身創痍で挑む逆転劇への道程をレポートする。
レポート
アトレティコ戦に向けた前日記者会見において、トゥドールが明かした5人の主力選手の状況は以下の通りだ。
🎙️クリスティアン・ロメロの状況は?
💬ロメロはそこにいる。今日のトレーニングを見たか? 彼はプレーできる。ロメロはメンバー入りだ。
🎙️ジョアン・パリーニャとコナー・ギャラガーについては?
💬パリーニャはノーだ。彼は少し状態が悪く、次の試合での復帰を目指すことになる。ギャラガーについては、皆が知っている通り、おそらく喘息の問題がある。ウイルスに感染しており、呼吸に影響が出ている状態だ。危険な状態ではないが、明日の試合でプレーすることはできない。ベンチに入れるかどうかを明日見極めることになるだろう。
🎙️デスティニー・ウドギとルーカス・ベリヴァルが練習に戻っていたが?
💬ウドギとルーカスは明日、ベンチに入る。彼らは僕らとトレーニングを始めたばかりなので、試合の一部でしか使えないだろうが、彼らの姿を見られるのは良いことだ。
記事解説
執念の逆転劇に立ち塞がる「呼吸」の壁。試されるスカッドの真価
3点差を追いかけるアトレティコ戦を前に、トッテナムのドレッシングルームには光と影が交錯している。最大の朗報は、守備の要でありリーダーのクリスティアン・ロメロの復帰だ。第1レグでの衝突以来、脳震盪プロトコルで欠場が続いていた主将がピッチに戻ることは、崩壊しかけていた守備陣にとって精神的にも大きな支柱となる。
しかし、中盤の状況は極めて深刻だ。パリーニャの欠場に加え、1月にアトレティコから3,500万ポンドで加入したコナー・ギャラガーの不在は、戦術的に大きな痛手となる。トゥドールが「喘息のような症状」と説明した通り、ウイルス感染が呼吸器に影響を及ぼしている現状では、高い強度が求められるフットボールを遂行するのは不可能だ。特に古巣との対戦に並々ならぬ意欲を燃やしていたギャラガー本人にとって、このタイミングでの離脱は不運としか言いようがない。
ウドギとベリヴァルのベンチ復帰は、交代策に厚みをもたらすだろうが、依然としてスタメンを組むことすら困難な状況に変わりはない。トゥドールはリバプール戦で勝ち点1をもぎ取った「泥臭い戦い」を継続しつつ、ロメロを中心とした守備で失点を防ぎ、前線の個の力に賭けるしかない。
「被害者になるな」と説き続ける指揮官の下、限られた戦力でいかにしてシメオネの堅陣を打ち破るのか。ノースロンドンの夜、スパーズが奇跡を起こすための条件は、かつてないほど厳しくなっている。
情報元:Igor Tudor raises Conor Gallagher concerns in five-player Tottenham update for Atletico Madrid
👤コナー・ギャラガー
【基本情報】
本名:Conor John Gallagher
生年月日:2000年2月6日(26歳)
ポジション:ミッドフィールダー
経歴:チェルシー ➔ アトレティコ・マドリード ➔ トッテナム
【近況】
2026年1月、アトレティコから3,500万ポンドの移籍金でロンドンへ帰還。ピッチのいたるところに顔を出す圧倒的な運動量で、トゥドール体制の中核を担っている。しかし、リバプール戦を前にウイルスに感染。呼吸器への影響が懸念されており、古巣との第2戦という大一番を欠場することになった。
【豆知識】
フットボール一家の末弟:4人兄弟の末っ子で、兄たちは全員フットボーラーという家庭で育った。幼少期からの厳しい競争環境が、彼の代名詞である「戦う姿勢」を形作ったと言われている。
愛犬家の一面:ピッチ上での激しいプレースタイルとは対照的に、私生活では愛犬との時間を大切にする穏やかな性格。ドレッシングルームでもその誠実な人柄は高く評価されている。
Quiz Cockerel
2026年1月にコナー・ギャラガーがトッテナムに加入した際、彼が所属していた対戦相手のクラブはどこか?
1. チェルシー
2. アトレティコ・マドリード
3. クリスタル・パレス
4. ウェストハム
正解:2
正解はアトレティコ・マドリードだ。ギャラガーは今冬、スペインの首都からトッテナムへの移籍を果たした。今回のCL第2レグは彼にとって重要な古巣対決となるはずだったが、ウイルス感染による欠場という無念の結果となった。
