チャンピオンズリーグ・ラウンド16のアトレティコ・マドリード戦を目前に控え、ノースロンドンの名門は未曾有の危機に瀕している。右サイドバックのペドロ・ポロがスペインの『Radio MARCA』の取材に対し、現在のスカッドが抱える深刻な負傷者問題と、残留争いに巻き込まれたプレミアリーグの惨状について、包み隠さずその胸中を明かした。
レポート
ペドロ・ポロへの一問一答(Q&A)
スペインの『Radio MARCA』に対し、ペドロ・ポロが現在のトッテナムが直面している困難な状況について語った内容は以下の通りだ。
🎙️CLアトレティコ・マドリード戦を前に、現在のスカッドの負傷状況をどう見ているか?
💬僕らは負傷している選手だけでスタメンを組めるし、それは今プレーしている11人よりも強いかもしれない。誰かを軽視しているわけではなく、それが今の現実なんだ。
🎙️残留争いに巻き込まれているプレミアリーグでの戦いについては?
💬僕らは前向きな姿勢を保たなければならない。チームメイトにも伝えたけど、このように戦うのは難しい。でも、去年のようにプレミアリーグで状況が良くなくても、常に100%を出し切る必要があるんだ。
🎙️週明けのアトレティコとの大一番への意気込みは?
💬僕らは、これまでのチャンピオンズリーグで見せてきたのと同じ野心を持って、このタイに臨むつもりだよ。
🎙️過密日程と負傷者の続出について、自身の考えを聞かせてほしい。
💬4つの大会でこのような状況下で戦うのは本当に難しい。去年もプレミアリーグで多くの負傷者が出て苦い経験をしたけど、結局は競い合うことができなくなってしまうんだ。
🎙️ビッグクラブとの対戦において、スカッドの薄さはどう影響するか?
💬今の状況は、基本的に去年の二の舞に近い。若手も台頭してきているけど、アーセナルやシティ、リバプール、チェルシーといった相手と戦うには、今の人数では太刀打ちできないのが現実だよ。
記事解説
11人の主力を欠く異常事態。ポロの「皮肉」が示すドレッシングルームの危機
今回、ペドロ・ポロが放った「負傷者イレブンの方が強い」という言葉は、単なるジョークではない。現在の負傷者リストを並べてみれば、その言葉が痛烈な真実味を帯びていることがわかる。ジェームズ・マディソン、クルゼフスキ、クドゥス、ベンタンクール、ベリヴァル、ウドギ……。いずれも欧州トップレベルの才能であり、彼らが揃っていれば、現在プレミアリーグで17位に沈むことなど万に一つもあり得なかっただろう。
暫定就任したトゥドールにとって、就任早々の3連敗はあまりに過酷なスタートとなった。ドレッシングルームではクリスティアン・ロメロの復帰や、ジェド・スペンス、ドラグシンのコンディション回復に一縷の望みを託しているが、依然としてスカッドは満身創痍だ。特に、ファンデフェンがパレス戦での退場により週末のリバプール戦を欠場することは、残留争いを戦う上で致命的な痛手と言える。
しかし、皮肉にもスパーズはフットボールの神様に試されている。国内で絶望的な戦いを強いられる一方で、チャンピオンズリーグではグループステージを4位で通過し、アトレティコという強豪に挑む権利を得ているのだ。ポロが「野心を失っていない」と強調した通り、欧州の舞台で奇跡を起こすことが、ドレッシングルームの崩壊を食い止める唯一の「精神的支柱」となっている。
もし、このままプレミアリーグで勝ち点を落とし続ければ、シアラーが警告した通り「史上最大のショック(降格)」が現実味を帯びてくる。主力不在の中、アカデミー出身の若手たちがいかにしてこの荒波を乗り越えるか。ポロの悲痛な叫びは、全スパーズ・サポーターに向けられた「団結」の要請でもある。
情報元:Pedro Porro claims Tottenham’s injured XI ‘might be better’ than starting line-up
👤ペドロ・ポロ
【基本情報】
本名:ペドロ・アントニオ・ポロ・サウセダ
生年月日:1999年9月13日(26歳)
ポジション:右サイドバック、ウィングバック
経歴:ジローナ ➔ マンチェスター・シティ ➔ バリャドリード ➔ スポルティングCP ➔ トッテナム
【近況】
負傷者続出のスカッドにおいて、数少ない鉄人として右サイドを支え続ける。パレス戦では途中交代時に激昂する姿が見られたが、それはチームの不甲斐なさへの責任感の裏返しだ。アトレティコ戦では母国スペインでの戦いということもあり、一段と高いモチベーションで臨む。
【豆知識】
熱き魂:ゴール後や勝利後に見せる感情的な咆哮はファンの心を掴んで離さない。かつて「スパーズのバッジのために死ねる」と語ったこともある。
アニメ好き:意外にもアニメ鑑賞を趣味としており、プライベートではリラックスした一面を見せる。そのギャップも魅力の一つだ。
Quiz Cockerel
記事内で、昨シーズンのトッテナムが達成した「欧州での成果」として言及されている大会名はどれか?
1. チャンピオンズリーグ優勝
2. ヨーロッパリーグ優勝
3. カンファレンスリーグ優勝
4. インタートトカップ優勝
正解:2
正解はヨーロッパリーグ優勝だ。スパーズは昨シーズン、ヨーロッパリーグを制したことで今季のチャンピオンズリーグ出場権を勝ち取った。この成功体験こそが、現在国内で苦しむチームにとっての希望の光となっている。
