トッテナム・ホットスパーの主将クリスティアン・ロメロを巡る状況が、ピッチ内外で著しく緊迫している。マンチェスター・シティ戦後の衝撃的なSNS投稿に続き、母国アルゼンチンからは今夏の退団を予唆する報道が飛び出した。指揮官トーマス・フランクが示した見解と、主将の去就に関する最新情報を詳報する。
レポート
トッテナムの主将クリスティアン・ロメロは、わずか一週間のうちにアイントラハト・フランクフルト戦での「マン・オブ・ザ・マッチ」から「組織の反逆者」へとその立ち位置を変えることとなった。事端となったのは、マンチェスター・シティ戦(2-2)の翌日のSNSへの投稿だ。体調不良でハーフタイムに交代したロメロは、自身のインスタグラムで「起用可能なシニア選手が11人しかいなかった現状は恥ずべきこと(Disgraceful)だ」と綴り、クラブの補強戦略を公然と批判した。
この騒動を受け、アルゼンチンの著名なジャーナリスト、ガストン・エドゥルは、ロメロが今夏にトッテナムを去る予定であると報じた。スペインのラ・リーガを含む複数のクラブが関心を示しており、昨夏ダビド・ハンツコを獲得したアトレティコ・マドリードも、再びロメロをターゲット・リストの最上位に据えたとされる。
木曜日の記者会見において、トーマス・フランクはこの件について追及を受けた。フランクはロメロが引き続き主将を務め、土曜日のマンチェスター・ユナイテッド戦でも起用可能であることを認めたものの、その投稿内容については「私ならやらなかったよ。それが私からのメッセージだ」と不快感を隠さなかった。
さらに、来季もロメロがクラブに留まることを期待しているかという問いに対し、フランクは「それは全く分からない(no idea)質問だ。現時点で彼は主将であり、長期契約を結んでいるが、未来のことは誰にも分からない」と、かつての絶対的な信頼とは一線を画す回答に終始した。ロメロの投稿にはマディソンやソランケら主力11名が「いいね」で賛同しており、現場とフロントの間に横たわる溝は深まるばかりだ。
