UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16の組み合わせ抽選会がスイスのニヨンで行われた。トッテナム・ホットスパーの対戦相手はスペインの強豪アトレティコ・マドリードに決定。第1戦を敵地、第2戦をホームで戦う有利な日程となり、英国クラブ初の欧州制覇を成し遂げた1963年以来となる歴史的な再戦が実現する。
POINT
レポート
アトレティコ・マドリードとの対戦が決定
トッテナム・ホットスパーは、UEFAチャンピオンズリーグのラウンド16でアトレティコ・マドリードと対戦することが決定した。 今朝、スイスのニヨンにある「欧州フットボールの家(House of European Football)」で行われた抽選の結果、我々はトーナメント表のブルー側に配置され、スペインのクラブとの対戦が決まった。
我々スパーズはまず、3月10日(火)に行われる第1戦でスペインのマドリードへと遠征し、アトレティコと対戦する。翌週、3月18日(水)にはトッテナム・ホットスパー・スタジアムで第2戦を開催する。
アトレティコとの公式戦での対戦は、我々が5-1で勝利し、英国のチームとして初めて欧州主要タイトルを獲得した1963年の欧州カップウィナーズカップ決勝以来となる。また、アトレティコの本拠地であるワンダ・メトロポリターノを訪れるのは、2019年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝以来となる。
直近では2016年にメルボルンで行われたインターナショナル・チャンピオンズ・カップのプレシーズンマッチで対戦している。
抽選結果の全容と決勝までのルート
今回の抽選では、アトレティコを破って準々決勝に進出した場合のルートも描かれた。トーナメント表のブルー側に位置する我々は、ベスト8に進出した場合、ニューカッスル・ユナイテッド対バルセロナの勝者と対戦することになる。
さらにその先、準決勝に進んだ場合は、ボドー/グリムト、スポルティングCP、バイエル・レバークーゼン、またはアーセナルのいずれかと対戦する可能性がある。
ラウンド16 組み合わせ一覧
- レアル・マドリード vs マンチェスター・シティ
- ボドー/グリムト vs スポルティングCP
- パリ・サンジェルマン vs チェルシー
- ニューカッスル・ユナイテッド vs バルセロナ
- ガラタサライ vs リバプール
- アトレティコ・マドリード vs トッテナム・ホットスパー
- アタランタ vs バイエルン・ミュンヘン
- バイエル・レバークーゼン vs アーセナル
背景・ソース
今回の情報は、UEFA本部で行われた抽選結果を伝える公式サイトのニュースに基づいている。トッテナムはリーグフェーズを4位という高順位で終えたため、第2戦をホームで戦う権利を得ている。また、対戦相手のアトレティコは、かつてトッテナムが欧州の舞台で最初に栄光を掴んだ際の相手であり、歴史的な文脈も非常に深い。
参照元:Atletico Madrid in the Champions League round of 16
Quiz Cockerel
1963年の欧州カップウィナーズカップ決勝でトッテナムがアトレティコ・マドリードを5-1で破り、英国クラブとして初の欧州主要タイトルを獲得した際、指揮を執っていた伝説的監督は誰か?
1.アーサー・ロウ
2. ビル・ニコルソン
3. キース・バーキンショー
4. テリー・ヴェナブルズ
正解:2
ビル・ニコルソンはトッテナム史上最も成功を収めた監督であり、1960-61シーズンのダブル(国内リーグとFAカップの二冠)に続き、1963年にはアトレティコを圧倒して欧州の頂点に立った。今回の対戦は、その偉大な歴史を呼び起こす運命的なカードと言える。
スパーズジャパンの考察
1. シメオネのリアリズムに対するトゥドールの挑戦
イゴール・トゥドールが進めるハイプレスと3バックにとって、ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコは「最悪の相性」になり得る。アトレティコは堅守速攻の完成形であり、前節のアーセナル戦で見せたような守備の脆さを突かれれば致命傷となる。しかし、第2戦をホームで戦えるメリットは極めて大きい。このベスト16を突破できるかどうかが、トゥドールの評価を決定づけるだろう。
2. 2019年の記憶とロメロを巡る因縁
アトレティコの本拠地ワンダ・メトロポリターノは、2019年のCL決勝でリバプールに敗れた場所であり、ファンにとっては苦い記憶が刻まれたスタジアムだ。また、シメオネは以前からクリスティアン・ロメロへの関心を公言しており、ピッチ上でのマッチアップはスカッドの去就を占う意味でも注目される。サポーターは再びあの地で、今度は歓喜の雄叫びを上げることを願っている。
3. 準決勝での「ノースロンドン・ダービー」の可能性
トーナメント表を俯瞰すると、トッテナムとアーセナルが共に勝ち進んだ場合、準決勝で激突するルートになっている。国内での残留争いという現実を抱えつつも、欧州の頂点を懸けた「ノースロンドン・ダービー」という夢のようなシナリオが現実味を帯びている。苦しいシーズンだからこそ、このCLの舞台はファンが夢を抱ける唯一の光だ。
