アラスデア・ゴールド記者による最新レポートだ。 チャンピオンズリーグのラウンド16の組み合わせ抽選会を金曜日に控え、トッテナムの進むべき道が明確になりつつある。リーグフェーズを上位で終え、プレーオフを回避した我々は、運命の抽選結果を待つのみだ。暫定ヘッドコーチのイゴール・トゥドールにとって、この欧州の舞台は自身の進退を懸けた重要なアピールの場となる。
レポート
ラウンド16進出とシード権のメリット
トッテナムはCLの新形式となったリーグフェーズで上位8位以内(4位)に入ったため、今月行われたプレーオフをバイパスしてベスト16への進出をいち早く決めていた。この高い順位でのフィニッシュにより、ラウンド16、そして勝ち進んだ場合の準々決勝においても、第1戦をアウェイ、第2戦をホームのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで戦うという有利な条件を手にしている。
金曜日の英国時間午前11時に開始される抽選会を前に、我々の対戦相手はすでに二つのクラブに絞られた。当初はユベントス、ガラタサライ、アトレティコ・マドリード、クラブ・ブルッヘが候補であったが、プレーオフの結果、アトレティコ・マドリードとガラタサライのいずれかと対戦することが確定した。
因縁渦巻く対戦候補との物語
対戦の可能性がある二つのクラブには、それぞれ深い背景が存在する。アトレティコ・マドリードは中盤の要であるコナー・ギャラガーの古巣であり、彼は今季のリーグフェーズでも同クラブでプレーしていた。また、アトレティコを率いるディエゴ・シメオネは、我々のキャプテンであるクリスティアン・ロメロの獲得を熱望していると公言しており、ピッチ内外で火花を散らす展開が予想される。
一方のガラタサライは、トゥドール自身がかつて指揮を執った古巣だ。我々は昨年のヨーロッパリーグでイスタンブールを訪れた際、2-3で敗北を喫した苦い記憶がある。その試合ではドミニク・ソランケが得点した一方で、若手のウィル・ランクシャーが退場処分を受けるなど、極めてタフなアウェイ戦を強いられた。再びあの熱狂的なスタジアムに足を踏み入れることになるのか、注目が集まる。
トゥドール体制の真価を問う欧州戦
トーマス・フランクの後任として就任したトゥドールは、プレミアリーグでの立て直しとともに、このCLの舞台でも結果を出すことが求められている。彼は選手時代だけでなく、昨夏のクラブワールドカップでユベントスを率いた経験もあり、欧州での戦い方を知り尽くしている。
このベスト16の戦いは3月10日・11日、および17日・18日に開催される。降格圏争いという国内での緊急事態を抱える中、トゥドールがこの最高峰の舞台でいかにスカッドを運用し、クラブの威信を守るのか。その采配が、自身の正式就任に向けたオーディションとなることは間違いない。
背景・ソース
今回のレポートは、football.londonのアラスデア・ゴールド記者によるものだ。リーグフェーズを4位という高順位で終えたアドバンテージと、プレーオフを勝ち抜いたアトレティコとガラタサライとの対戦が決定した事実を伝えている。トゥドールの欧州での経験が、現在の混沌としたクラブ状況においていかに機能するかが焦点となっている。
参照元:Tottenham’s Champions League path becomes clearer as last-16 draw awaits
スパーズジャパンの考察
1. シード権の利点と過密日程の管理
リーグフェーズ4位という「遺産」により、第2戦をホームで戦えることは経営面・戦術面の両方で極めて大きい。しかし、プレミアリーグでの残留争いが激化する3月に、これほど強度の高い欧州戦を戦うことは諸刃の剣でもある。トゥドールにとっては、ユベントス等で培った過密日程下でのターンオーバー(※選手の入れ替え)能力が試される。ベスト8進出はクラブに多額の賞金をもたらすが、それ以上に「CL常連」としてのブランドを維持できるかが経営的な焦点だ。
2. ファン感情:期待と不安が入り混じる「欧州の夜」
ノースロンドン・ダービーでの大敗後だけに、ファンの間では「CLどころではない」という悲観的な声と、「欧州戦こそが唯一の希望」という期待が二分している。特にガラタサライとの再戦となれば、昨年のリベンジという文脈で盛り上がることは必至だ。しかし、ロメロを狙うシメオネ率いるアトレティコとの対戦は、主力流出への不安を煽る要素も孕んでおり、抽選結果に対するサポーターの反応は極めて敏感なものになるだろう。
3. トゥドールに課せられた「二兎」を追う宿命
暫定指揮官として、国内の残留争いと欧州の頂点という全く質の異なる二つの戦いを同時に強いられるトゥドールの境遇は、同情的ですらある。しかし、アトレティコやガラタサライといった自身のキャリアやスカッドの根幹(ギャラガーやロメロ)に深く関わる相手との対戦は、彼が「特別な指導者」であることを証明する絶好の舞台だ。3月の2週間でスパーズの未来が決定する。
参照元: Tottenham’s Champions League path becomes clearer as last-16 draw awaits

