/「リュディガーへの人種差別チャント」疑惑に関するスパーズ・ファンの公開メール

「リュディガーへの人種差別チャント」疑惑に関するスパーズ・ファンの公開メール

今朝(12月26日(木)の朝)、とあるメールを受け取った。チェルシーのアントニオ・リュディガーの主張が焦点となっているあの日のスタジアムにいた群衆の一人のファンの証言が綴られたメールだ。

私はすでにこのメールをDonna Cullen(スパースの幹部役員)、Bruce Buck(チェルシーの会長)、Nigel Adams(英国スポーツ大臣)、David Lammy(トッテナム地区選出の国会議員)、Mark Bullingham(イングランド・フットボール教会のCEO)、Kick It Out(キック・イッツ・アウト:フットボールにおける人種差別撲滅のために活動する慈善団体)、プレミアリーグ、プレス・アソシエーション、トッテナム・ホットスパー・サポーターズトラストの共同代表に送っている。

(以下、そのメールの内容)

関係者各位

日曜日にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで撮影された、アントニオ・ルディガーとハリー・ケイン、審判のアンソニー・テイラーが、ソン・フンミンの退場の後に議論している写真がある。『テレグラフ』と『ガーディアン』がサイトのトップページに掲載した。そのリンクがこちら(下図は『テレグラフ』)だ。

引用元:Telegraph
https://www.telegraph.co.uk/football/2019/12/22/tottenham-launch-investigation-alleged-racial-abuse-chelseas/

その写真のなかで、ハリー・ケインの頭のすぐ後ろの観客席に、背が高く怒っている中年男性がアントニオ・リュディガーに指を向けているのが見える。その男が私だ。なぜこの説明をしたかというと、日曜日に大きな話題となったこの場面で、私よりもスタジアムのピッチに近い場所に6人ほどしかファンがいなかったことを証明したいからだ。20ヤードも離れていなかっただろう。

そして、そこにアントニオ・リュディガーに向けられた人種差別はなかったということを、私が知りうる限りで確信している。この前例のないメディアの嵐が、実はアントニオ・リュディガーの大きな誤解の結果であることを、他の誰よりも私は確信しているのだ。

ハッキリさせておきたいのは、私のこの姿勢を以て、人種差別を軽く考えている、とか、言い訳したいがためである、と誤った受け止め方をしないでいもらいたい。すべてのクラブのファンベースの中に人種差別主義者が存在するわけではないと客観性もないことを言うつもりもない。私にとって、フットボールにおける人種差別を根絶するための戦いは、「いちクラブの評判を守りたい」という願望よりもはるかに重要で価値があることだ。あらゆるクラブのファンベースの中に人種差別主義者がいることは知っている。もし私がスパースのファンによる人種差別を目にすることがあったら、私は法の力をもって彼らを押さえつけたいと考えている。

日曜日の午後の出来事について、なぜ私が心から確信を持てるのかについて。まずその前段にあった、ソン・フンミンの退場について私は異論もない。確かに、ピッチに倒れた彼が、その足をリュディガーの方に向けて動かした。そして、そのような行為はレッドカードをもたらす可能性が高いからだ。

そうであったとしてもかかわらず、アントニオ・リュディガーのリアクションは許されない。ジョゼ・モウリーニョは、「複数箇所折れたであろう肋骨の骨折が早く治ることを願っている」と的確に皮肉った。フットボールでは、相手選手を退場させるために怪我を装うことほど卑怯なことはない。

このような状況で、イングランドのフットボール・ファンはいつもしているように、サウススタンドの私を含む数千人ものファンがアントニオ・リュディガーに向けて「cheat, cheat, cheat, cheat…(卑怯者、卑怯者、卑怯者、卑怯者…)」とチャントを歌った。その瞬間、彼はこちらを振り向いて怒り、我々を指さし、それから主審のところに行って自分が「モンキー・チャント」の標的になっていると訴えた。

英語が母国語ではない人や、イングランドのファン文化に慣れていない人にとっては、5000人ほどのイングランド人のファンが「cheat, cheat, cheat, cheat…」とテンポよく歌い、シンクロすると、「モンキー・チャント」のように聞こえるかもしれない。アントニオ・リュディガーがファンに向かって怒りのジェスチャーをしたタイミングと、その後すぐにキャプテン(セサル・アスピリクエタ)と主審と話し合いを開始したタイミングは、その可能性を裏付ける。

唯一の他に考えられるとすれば、アントニオ・リュディガーが、「モンキー・チャント」をしている一人の人間の声を聞いたと主張している点だ。もし本当にそのような主張を貫くのなら、アントニオ・リュディガーは嘘つきだと私は思う。「cheat(卑怯者)」を連呼する5000人のファンの一斉の声に、夜の闇のなかで一人の人間の声を彼が認識できた可能性は極めて低い。

もちろん、もっと静かな時にアントニオ・リュディガーがこの唯一の人種差別的な声を聞いた可能性はある。しかし、他の誰もそのような声を認識していない。スパーズと警察の犯罪科学に基づく、観客の中のすべてのファンに対するCCTV(監視カメラ)の調査では、有罪となる者を特定することはできなかった。もしその声の主がいたとしたら、少なくとも今までに観客によって撮影された画像が公開されていただろうと私は確信している。スパーズ・ファンは人種差別を許さない。だから私はその声の主が存在しないと結論付けるしかない。そして、アントニオ・リュディガーがそのような重大な問題について嘘をつくはずはないので、事実に矛盾しない、唯一の残された納得できる説明は、彼が「cheat(卑怯者)」のチャントを「モンキー・チャント」と間違えたということである。だから彼はサウススタンドのファンたちに怒りのジェスチャーをした。彼のあのリアクションは他のことに対してのものであるはずがない。

スパーズ公式グッズの送料無料キャンペーンのご紹介
送料無料の条件:120ポンド(約14000円)以上の購入


おすすめグッズ
✅ユースXLの2019-20シーズン ホーム・ユニフォーム ¥7,700
8000円以下と割安なユース用ユニフォーム(レプリカ)だが、日本人の170cm台の中肉であればちょうどいいサイズでお得。

(下の画像をクリック)