/【コラム】道を誤ったポチェッティーノとスパーズが立たされる岐路

【コラム】道を誤ったポチェッティーノとスパーズが立たされる岐路

ポチェッティーノは、ここ数年の安定したトップ4フィニッシュと昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝進出によりレヴィから一定の信頼を得ており、スパーズのチェアマンが自らの仕事に集中している間、ポチェッティーノもまたピッチ上で自らの仕事に専念している。外野がいかなるコメントを出そうとも彼はチームのために規則を守る。そういう人間なのである。

しかしながら、仕事が益々タフになり、芳しくない結果が自身のチームに警鐘を鳴らすようになればなるほど、プレッシャーは彼ら双方に重くのしかかるようになる。

レヴィが在職していた期間中の監督の数は純粋に見て多い方ではあるが、ポチェッティーノに関して言えば、以前はレヴィ自身引き金を引くつもりは全くなかった。

そのこともあり、監督であるマウリシオ・ポチェッティーノは長期的な目線で戦い続けることができることになる。彼の友人や家族は、かつてクラブ間合意で辞職する前に、彼の最初の就任地であったエスパニョールを離れることを熱心に勧めた。その結果、彼のエネルギーは削がれ、クラブのヒエラルキーや財政的制限も相まって、ピッチ上でもその影響が如実に現れた。

トッテナムは今や岐路に立たされている。

選手ではなく監督を支えるといった、フットボール界でも珍しい決定が今なされいて、ポチェッティーノが自らの衰えたチーム戦力を一掃し、さらに新戦力を加えることで新しい息吹をチームに送り込むまでの間、スパーズは規律が乱れた状態で1月まで歩みを進めることになるのだろうか。

選手たちは自らが批判を受けた際には監督の庇護下に隠れることはあるが、監督がフットボールの試合において勝利に息巻き、前に出る姿は滅多に見せないものである。しかし、多くのスター選手が契約切れになり、チームを離れようとしている状態ならば、次に来る選手が誰であろうと、チーム再建の際に同じ問題に直面することになるだろう。

5年と半年の間、チームを内部から変革した男より大きな功績を挙げることができる者はいるだろうか。そして、クラブが新プロジェクトを彼に与えることに絶望するなんてことはあるだろうか。

Tottenham Hotspur