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スパーズが最高の夏を過ごすための5つのポイント

5. 若い才能の更なる活用によるチームの再構築を急げ

トッテナムはいつも若手選手の獲得を志す。これはトッテナムの明確なモデルとなっており、それはこの夏も変わることはないだろう。ダニエル・レヴィは、退団時に可能な限り多くの資金をクラブに残してくれるような、つまり獲得後の数年間で自身の価値を高めることができる選手の獲得を志向する。

しかし、スパーズが何人かの選手を失うことになる場合、これまでの後手に回りがちな対応から脱却し、前もってチームを強化するための素早い動きが重要になるといえるだろう。

スパーズが今季達成したように、リヴァプールは昨シーズン4位でリーグ戦を終え、チャンピオンズリーグ決勝に進出を果たした。彼らは、その次の移籍マーケットで早い段階から積極的に動き出すことで、どんなことができるかということを示してくれている。

スパーズがその地位をグローバルに高めていくために、活用すべき若き才能は多くいる。ライアン・セセニョンはポチェッティーノが求めるポイントを満たした選手であり、攻撃的ミッドフィルダーとしても、長期的な左サイドバックとしても、このアルゼンチン人監督が喜んで指導をしたがる才能といえる。

プレーメーカーのポジションでは、レアル・ベティスのジオバニ・ロ・チェルソやレアルマドリードのダニ・セバージョスといった選手がいる。

クラブは、アンドレ・ゴメスへの関心を落としたとみられており、モナコからレスターにローン加入し印象的な活躍をしたユーリ・ティーレマンスには、もともと大きく関心を示していない。

アヤックスのスターたちはどうだろうか。マタイス・デリフトはすでに手が届かないところにいると思われるが、ドニー・ファン・デ・ベークや、ハキム・ツィェクといった、いずれもチャンピオンズリーグの準決勝でスパーズを相手にゴールを決めた選手たちは、スパーズの中盤を間違いなく強化する存在となるだろう。

イギリスにも若い才能は溢れている。クリスタルパレスのアーロン・ワン=ビサカ、ボーンマスのデイヴィッド・ブルックス、ネイサン・アケ、リーズ・ユナイテッドに所属するジャック・クラーク、ハルのジャロッド・ボウエンなどだ。一方で、ノーリッジのマックス・アーロンやアストンヴィラのジャック・グリーリッシュなどは、所属チームがプレミアリーグ昇格を果たしたこともあり、獲得は困難かもしれない。

トッテナムは、英国人若手選手を積極的に獲得するという伝統的なモデルから離れてきつつあり、再び外国人選手登録制限の問題に直面する前に、ホームグロウン選手の獲得がチーム運営を助けることになるはずだ。

いずれにしてもポイントになるのは、スパーズがこの4週間のうちに、ポチェッティーノが望む選手たちの獲得をすすめ、彼が来月にプレシーズンの開始のためチームに戻ってきたときに、すでにその戦力を抱えることができている状態にするため、迅速に立ち回るべきであるということだ。

この移籍ウインドウは、バーゲン選手の獲得を指をくわえて待っているというような性質のものではない。ダニエル・レヴィはポチェッティーノが更なるクラブの前進を推進していくための明確で力強いプランを組み立てる必要があり、もしもそれを正しく実行に移すことができたときには、この夏はトッテナムホットスパーにとって、完璧な夏になるといえるだろう。