/【コラム】ヴィクター・ワニアマやタンギ・エンドンベレの中盤を取り巻く奇怪な状況

【コラム】ヴィクター・ワニアマやタンギ・エンドンベレの中盤を取り巻く奇怪な状況

トッテナムの中盤のオプションは、紙面上ではプレミアリーグでも最高峰のように思える。ポチェッティーノが「リトル・イニエスタ」と呼ぶハリー・ウィンクス、生まれ変わったムサ・シソコ、クラブ史上最高額のタンギ・エンドンベレはヨーロッパ中から狙われた若手ミッドフィルダーだ。

さらには過去数シーズンに渡りチームを牽引したエリック・ダイアーにヴィクター・ワニアマ、10代ながら才能にあふれるオリヴァー・スキップも居る。

そこにデレ・アリ、クリスティアン・エリクセン、現在負傷中だが中盤の低い位置でもプレー可能なジオバニ・ロチェルソを加えれば2〜3人の中盤のポジションには非常に厚い層があるといえよう。

問題はポチェッティーノがこの層をどう生かすか、どの組み合わせがベストなのかまだ決心していないことだ。ウィンクス、シソコ、エンドンベレの3人の同時起用は今のところバランスが取れているとは言い難い。夏に代表の試合に参加せず、シーズンが始まってから継続的に出場機会を得られているウィンクスが一番注目に値するだろう。シソコは相変わらず無尽蔵のスタミナを見せつけているが、昨シーズンほど中盤を支配しているとは言い難い。

エンドンベレは奇妙なケースだ。22歳のタレントはボール扱いや相手を軽々かわすドリブルなどその才能の片鱗を見せてはいるが、プレミアリーグのスピードや苛烈さに適応するには時間が必要だと思われる。試合開始直後から最後まで疲れ切っているかのような素振りを見せることもまた奇妙だ。プレミアリーグの試合に適応しきれていないだけなのか、元々そのような癖なのかはシーズンが進めば分かることだろう。

キャリアの序盤で彼を批判していた者は、試合から消えることが多く安定感がないと指摘していた。何はともあれ今見ているエンドンベレしか私たちは知らない訳で、もしフィットネス関連の問題で無ければポチェッティーノが我慢し続けることはないだろう。

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