トッテナムにとっての最大の問題は、ミレンコビッチがプレミアリーグでのプレー経験がないというリスクであるが、昨夏にはインテル・ミラノのミラン・シュクリニアルというセリエAの選手を獲得しようとしていた。
トッテナムはミラノでインテルとこのスロバキア人の移籍をめぐって交渉したが、インテルが4500万ポンドを要求したのに対し、スパーズが提示できた額はそれを1200万ポンド下回っていた。
アントニオ・コンテ監督のもとで昨シーズンの終盤にベンチが定位置となっていた現在26歳のシュクリニアルは、今シーズンに入ってから先発が確約されるほどの地位を高めており、その価格は下がるどころか上がる一方だろう。
リールのスフェン・ボットマン(21)やサウサンプトンのヤニク・ヴェスターゴーア(28)の補強に関する報道は、現時点で的外れだと思われるが、トッテナムはこの夏、何人ものセンターバックの補強ターゲットの獲得に動くであろう。
今シーズン、トッテナムのディフェンス・ラインの中央への懸念が膨らんでおり、そこに踏み込む新しいリーダーを求めているため、まずは補強のための資金を調達しなければならない。