/パウロ・ディバラ獲得失敗はダニエル・レビィの想定内 [Express]

パウロ・ディバラ獲得失敗はダニエル・レビィの想定内 [Express]

トッテナムのダニエル・レビィ会長は、移籍マーケット最終日に1億ポンド以上の価値のある戦力の補強をたった4000万ポンドで実現した。

ところで、1人の大型補強は実現しなかったが、レビィにとって気にかけるべき失敗だったのだろうか。

トッテナムの会長が、クラブの必要とする補強にあらゆる手段で実現しようとしていたことを考えると、いずれの補強も決して単純ではない。

最もシンプルだったのはライアン・セセニョンで、スパースの補強ターゲットとなって3年間になるこの元フラムの所属選手は、この夏の初めには4000万ポンドの価値が付けられていた。しかし、フラムとの契約が残り12カ月となっているセセニョンがスパーズを希望していたことは分かっていた。結果的に最終盤まで商談の成立を待ち、U-21イングランド代表ミッドフィルダーは、ジョシュ・オノマーをフラムに移籍させたことに加えてたった2500万ポンドで手にすることに成功した。

ジオバニ・ロチェルソは、やや難解な方法だった。7月時点では、6800万ポンドがレアル・ベティスの要求額だった。

しかし、レビィはスタジアムの建設費用を工面しなければならないため、使い慣れた移籍マーケットの期限ぎりぎりでの瀬戸際戦術によって、より良い条件での交渉を行うことを狙っていた。

トッテナムは、当初シーズン・ローンによる移籍を設定し、そのローン費として1470万ポンドしか前払いしない。そして、プレミアリーグで来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を逃したら、買取義務を免除される条項を締結した。

順当にチャンピオンズリーグ出場権を得た場合は、ローン費に加えて買取義務として相応の移籍金を支払う必要が発生するが、UEFAチャンピオンズリーグに出場することでの収益が確定するため、その移籍金は相殺することができるだろう。

結果的に、パウロ・ディバラが最終的に「獲得失敗」になったという事実は、レビィの機嫌を損ねるには至らなかったのだ。

Why Daniel Levy won’t be bothered about Tottenham missing out on Paulo Dybala

実際、スパーズの関係者は、トッテナムの会長がユベントスのストライカーの肖像権の問題をクリアするために費やした時間は、様々な憶測報道が示唆している時間よりはるかに短いと述べている。

レビィはすでにマウリシオ・ポチェッティーノが望んでいたことのすべて成し遂げていた。ロチェルソはアルゼンチン代表の攻撃的な役割を果たせるミッドフィルダーで、彼の補強によってスペインの移籍マーケットがまだ開いているなかでクリスチャン・エリクセンの放出を容認できるだろう。

セセニョンは将来に向けて自らに磨きをかけたいと願っている。それでも、いくつかの報道に反して、ダニー・ローズはワトフォードからの最終局面の獲得オファーがあったものの、ポチェッティーノのファーストチョイスとして再びスパーズでシーズンをスタートするだろう。

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