/【コラム】ジャーメイン・ジーナス:夏の移籍マーケットの評価と残された課題

【コラム】ジャーメイン・ジーナス:夏の移籍マーケットの評価と残された課題

エリクセンの希望は何か?

エリクセンが望むものとしてフットボールの側面が重要であろうが、もちろん、新しいスタジアムの建設費の返済があるスパーズにとって経済的な側面もまた重要である。

しかし、エリクセンの契約はあと1年しか残っていないことから、スパーズは彼のためにその市場価値に見合った移籍金を得ることができないだろう。

シーズンごとのエリクセンのゴール数、アシスト数、作ったチャンス数

もし5000万ポンドの移籍金を手にすることができれば、スパーズは驚くべき報酬を手にすることになる。しかし、今月末にヨーロッパの他の国の移籍マーケットが閉まってしまう前に、スパーズが受けるどんな獲得オファーもおそらくそれよりずっと少ない金額になるだろう。

トッテナムのシーズンへの影響度という点では、エリクセンよりも優先して資金を捻出するために放出すべき選手だと私が考えるのは、エリク・ラメラやジョルジュ・ケヴィン・エンクドゥだ。

2013-14シーズンからのエリクセンのアシスト数は60回でこちらもリーグ最多

もちろん、それら選手本人が何を考えているかにもよってくるが。

27歳のエリクセンは、今年の夏の初めに、「何か新しいことを挑戦がしたい」とと言い、レアル・マドリードは獲得に興味を持っていると報じられている。

しかし彼は、スパーズとの新たな契約を締結する可能性についても語っていた。もちろん、現在の契約を満了してしまい来年の夏にフリーで他のクラブと契約することも選択肢にあるだろう。

そうなれば、新たな所属クラブがトッテナムの要求価格を満たす獲得オファーが出せるかは問題にならないのだ。新たな所属クラブは無料でエリクセンを手に入れることができ、ただしその給与は相応に高額になるだろうから、もし彼がもう1年間スパーズに残ることになっても、金銭面での不満はほとんど無いだろう。

トッテナムの補強ターゲットをグーグル検索する必要はない

補強の面では、トッテナムの夏の移籍マーケットに満足すべきだが、結果的にパウロ・ディバラの獲得は実現できなかった。

このアルゼンチン代表の移籍に関し、ユベントスに6400万ポンドを支払うことでスパーズが合意したと聞いて、私は興奮していた。

しかし残念なことにその移籍は成立しなかった。ディバラがスパーズに加わっていれば、トップ4入りは盤石になり、タイトルレースでリバプールやマンチェスター・シティとの差を縮めることができただろうし、エリクセンの引き留めも楽になっていたかもしれない。

しかし、スパーズのファンが興奮しているのは、スポルティングのブルーノ・フェルナンデスを含めて、クラブがその大物の獲得に動いたことだ。

その2人を両方とも補強するつもりはなかったと思うが、確かにいずれかを手に入れようと奮闘していた。それは、スパーズがチーム戦力の強化に挑戦したというマインドセットを示し、まさにファンが切望していたアプローチであった。

来年1月になればスパーズはまた大型補強に動くのではないかと。またはマンチェスター・シティやリバプールが過去に行ったような大規模な補強を来年の夏に断行するのではないかと思わせてくれたのだ。

2年前、トッテナムのディフェンダーのダニー・ローズは、「グーグルで検索しなければならないわからない」ような選手ではなく、大物を連れてくるようにクラブに呼びかけ、クラブの補強方針に疑問を呈していた。

まさにそれが実現したのだ。私の知る限りでは、さらに多くのことがスパーズで起こりつつある。